過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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482
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◆1miRGmvwjU
[saga]
2018/08/28(火) 02:25:02.89 ID:fo2M162g0
>>481
【蓋し正論であった。「そう伝えておくよ。 ……… あの子だって今も、元気にしてるから。」そして屈折した内心もまた、理解の及ぶ所であった。】
【であれば"あの子"に対して、本当にそいつは伝えるのみに留める。 ─── それで"あの子"が思い悩むなら、いつまでだって繰り言を聞いてやるのだ】
【困ったような苦笑は存外に少女を悪からぬ思いで見ているようだった。たいせつなひとが恩義を持つ人間であれば、同じようにたいせつにしてやりたい。絆も、誰かも。】
以下略
483
:
◆S6ROLCWdjI
[sage saga]
2018/08/28(火) 02:47:09.91 ID:FMj5DAz40
>>482
【それでいいと言われるんなら特に何も言うことはない。頷く、頷くんだけれども】
【やっぱりひどく不機嫌そうな顔をしていた。ごく単純にミレーユのこと個人的に気に入らないだけみたいであって】
【「所属」することに何も不満はないなら、本当に不満点はそこだけだったし、…………であるなら】
以下略
484
:
◆zO7JlnSovk
[saga]
2018/08/28(火) 09:41:25.91 ID:ccjRRnDMo
>>475
【何の気なしに零す後藤の言葉、身柄を捉えたその手腕に内心賛辞を送りつつも────】
【空恐ろしいとさえ思うのだろうか、恐らく数段は、他の組織よりもその行動の迅速さに無駄がない】
【それはつまり "外務" として存在しているが故の機敏さか、それともその所属している課員の優秀さか】
以下略
485
:
◆1miRGmvwjU
[saga]
2018/08/28(火) 23:27:23.55 ID:6Qv4roJ30
>>483
【やってしまった。そう理解するのは相手の言葉を受けてからだった。誤解を生む表現に頭を下げる人間の気持ちが分かった。であれば続くのは弁解であり、】
【「やっ特別じゃないって訳じゃなくて、実際キミは特別だと思うし、けれどそのボクは本当に特別っていうか ─── ああもうッ。」然し、綴る言い訳は要領を得ずに】
【なれば面罵も甘んじて受ける覚悟であった。 ─── それでも、苦々しげな表情に込めるのは、「そこまで言わなくっていいじゃないか」と反駁したげな一抹の不服さ。】
以下略
486
:
◆S6ROLCWdjI
[sage saga]
2018/08/29(水) 00:08:06.23 ID:b6wepNv30
>>485
【「……裏通り使って行きます」。不機嫌を隠すことなく、振り返るもせずすたすた歩いて、「家」に辿り着いたなら】
【曰く奥のほうにある部屋は自室だから入らないでほしい。他のところなら別に構わない、とか言って】
【さっさとシャワールームに籠ってしまうんだった。「……夕月さんの部屋は、そっちです」。去り際に言い残す】
以下略
487
:
◆1miRGmvwjU
[saga]
2018/08/29(水) 22:00:08.03 ID:yulifd4J0
>>484
【"彼女"の結論は肯綮に中っていた。 ─── 本質からして彼らは、人皮を被った狼である。最大多数の最大幸福を追求する公機関であるという点を除けば】
【禁じ手知らずの迅速激烈を旨とする点において、墓暴きと同質の組織であった。犠牲者を出さなかったのは、出す必要がなかったからに過ぎない。】
【道理があるのならば誰であろうと何時であろうと何れだけであろうと殺せるのが、後藤たちの本質だった。 ─── リーイェンがその喉笛を戒めるのも、然るべきこと。】
以下略
488
:
◆1miRGmvwjU
[saga]
2018/08/29(水) 22:39:39.62 ID:yulifd4J0
>>486
【少なからず虫の居所は悪かったが、流石に剥き出しの悪意をぶつける程の容積ではなかったし、そこまでそいつは子供ではなかった。「どーも。」ただ言い残して】
【誰かの家に特有のにおいが嗅覚に浸透していく。やさしい人の温もりを感じつつも、それでいて確実に余所余所しいにおい。故に幾らかは、自分で塗り替えてしまったにおい】
【その出所が気になったのかもしれない。 ─── リビングに踏み込む。そうしたら否応なく、あの子の部屋だという空間も目に入る。ストッキング越し、フローリングの感触さえ畏まっている気がして】
以下略
489
:
◆S6ROLCWdjI
[sage saga]
2018/08/29(水) 22:57:04.55 ID:b6wepNv30
>>488
【モノを食べる元気があるなら安心したらしい。それでも牛乳を要求されれば少し、眉間の皺を復活させて】
【「ないです。一人暮らししてるとすぐ腐らせちゃうんで」 ――有無を言わさずお茶をマグカップに注ぐ】
【お揃いで買ったものらしかった。同じカップを、佳月も使っていた。それで一口二口、唇を潤すように飲んだら】
以下略
490
:
◆1miRGmvwjU
[saga]
2018/08/29(水) 23:21:41.55 ID:yulifd4J0
>>489
【「それは使い方が悪いのさ。」 ─── 眠れない夜にひっそりと飲む牛乳の美味しさを知ればよかった。】
【それでも揃いのマグカップでお茶を飲むのは何となく気が引けなくはなかった。同じように唇をつける。冷たくて美味しい。】
【割と喉も乾いていたからすぐに飲み干す。そうしたら勝手に2杯目を継ぐ。飲み食いに躊躇わない奴だった。】
以下略
491
:
◆S6ROLCWdjI
[sage saga]
2018/08/29(水) 23:37:44.57 ID:b6wepNv30
>>490
…………外道。相変わらずヘンなのにばっかりモテるんだから、……もう。
【どうなるかわからない、と言われれば、頬杖をついていないほうの手が拳の形に握られる】
以下略
492
:
◆1miRGmvwjU
[saga]
2018/08/30(木) 00:10:05.85 ID:Kh1W6Ydc0
>>491
【殺意の質量であればそいつも少女と同質だった。 ─── 或いは少女よりも余程に陰惨な感情を抱いているかもしれなかった。】
【半月ほど前に世間を騒がせた事件があった。クラッキングされたSNSの有名アカウントによる、スナッフムービーの配信騒動】
【その主犯とされたのは、ゴシックロリータを着込んで厚化粧に隠れた、若いピエロの女だった。 ─── それはどこか、そいつに似ていた。】
以下略
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