過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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492: ◆1miRGmvwjU[saga]
2018/08/30(木) 00:10:05.85 ID:Kh1W6Ydc0
>>491

【殺意の質量であればそいつも少女と同質だった。 ─── 或いは少女よりも余程に陰惨な感情を抱いているかもしれなかった。】
【半月ほど前に世間を騒がせた事件があった。クラッキングされたSNSの有名アカウントによる、スナッフムービーの配信騒動】
【その主犯とされたのは、ゴシックロリータを着込んで厚化粧に隠れた、若いピエロの女だった。 ─── それはどこか、そいつに似ていた。】
【いずれにせよそいつは残酷だった。少女の引き起こした殺戮の一部始終を笑顔で見逃すくらいには冷酷だった。なのに、ひどく今のそいつは、困った顔をしていた。】


「 ─── ボクにも分からない。」「 ……… ただ、多分」「エサって言うよりかは、もっと別のものを明け渡した気がする。」


【故にそう返事をするのが精一杯であるに違いなかった。 ─── 自分が何を言っても凹ませてしまうだけと、ようやく気付きを得たらしい。】
【遣る瀬なく天井を仰いだ。想い出を紡ぐには余白の足りない距離感だった。自分ではどうにもならないと思うなら、その通りになるのだろう。なればこそ】


「神様を僭称する連中さ。」「 ─── できることなら、あの子には何も尋ねないでほしい。」「本当に非道いことをされた。」
「今すぐにでも生まれて来たことを後悔させてやりたいが、 ─── 最悪な事に、撃ったり斬ったりするだけじゃ死なない奴らだ。」

「"虚神"。」「奴らはそう自称している。」「並行世界から来た連中らしいが正直その辺はどうでもいい。」
「奴らは夕月に奴ら自身の因子を埋め込んで、仲間に引きずり込もうとした。」「 ─── けれど、結局、失敗した。」
「今は多分、なにかしら次の悪巧みを練ってるんだと思う。 ……… 先に手を打って潰すのが、最善ではあるよ。」


【 ──── 或いはその言葉は、もはや同輩として投げかけたものであったのかもしれない。「バックアップが必要なら、喜んでウチから提供するよ。」】


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