過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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◆zO7JlnSovk
[saga]
2018/08/28(火) 09:41:25.91 ID:ccjRRnDMo
>>475
【何の気なしに零す後藤の言葉、身柄を捉えたその手腕に内心賛辞を送りつつも────】
【空恐ろしいとさえ思うのだろうか、恐らく数段は、他の組織よりもその行動の迅速さに無駄がない】
【それはつまり "外務" として存在しているが故の機敏さか、それともその所属している課員の優秀さか】
【──── 否、違う、とリーイェンの演算は導き出す、それは理屈であって理由には成らない】
【執念、とリーイェンは定義づけるのだろう、飢えた獣の様に、疾走するその足並みに寸分の迷いも無い、と】
【結局の所 "外務八課" とは世界を食らう孤高の狼達の集まりであり、手綱を握る筈の後藤でさえも】
【隙を見せれば食らいつく、賢しき獣に過ぎないとさえ、──── 内心思っていた】
封建社会が生み出した戯言の手習いでごぜーますね、それらしいお題目を唱える連中にはぴったりですが
けれどもそれは、科学が生み出す文明の光に照らされる前の、無知たる無明の空間に怯えていた時代
──── 暗がりで震えていた人類の名残でしかねーです、過去の汚点にしか過ぎません
私達は純然たる理性と、純朴たる精神の作用の中で生きるのではなく、そこに純真なる知性を宿していますです
ええ、何度でも言いましょう "私達" です、1と0の組み合わせで生きる私にも、確かな智慧を携えているのですから
況や人間の営みなど、──── 深き怯懦など、その文明を以て踏破しなければならねーです
【後藤ならば理解できるはずだ、リーイェン、人工知能にとって、虚なる神々がどのような役割を持つか】
【それはある種の屈辱的な自己否定とも言える存在であった、実数の世界に生きるリーイェンと、虚数に満ちた神々】
【だからこそ彼女は真っ向から否定する、──── サクリレイジに協力する一端が、見えたような気がして】
──── ええ、全く以てその通りです、調和の取れた社会に "恐怖" が入り込む余地など無い、と
恐らくはその根源からそう定義されていたのでしょう、取り除かれる際に "醜悪" だなんて二つ名を付けるぐれーです
科学と文明の発展の裏側に、オカルトが介在する余地を無くす、光在るところに影が在るなんて言いますが
世界を丸ごと光で包み込んだのなら、それは最早影すらも存在しえない
而して、その影が生み出されたのが理想郷に住む人々の心の中からだなんて、──── 洒落が効いていますです
──── 話が長くなりましたね、後藤の発言は正しく "的を射ている" と私は同意しますです
"Kaitul" をそう定義したのが "嵯峨野 鳴海" であるとすれば、原初の段階に於いて "ロールシャッハ" はその痕跡を残している筈です
<harmony/group>の本社ビルを洗いましょう、『外務八課』の権限を持ってすれば容易い事でごぜーます
表向きはかつての大企業、カバーストーリーで "事故" を起こして休止中と世間には公表されてますが
その実、政界にも強いつながりを持っていますです、──── 必要なのは "根回し" なのは、言うまでもねーでしょう
【リーイェンはそう提案する、ことロールシャッハに関しては、その原初が<harmony/group>にあるのではないかと】
【示すのは内部への強行査察であった、魑魅魍魎の跋扈する怪しき懐へと、潜り込む勇気────】
【或いはそれは蛮勇に似て、──── 決死の逃避行ですら、言葉には足りない】
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