79: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2022/11/03(木) 23:44:32.89 ID:1N4dwLvb0
突貫中だった水雷戦隊への影響はとりわけ甚大です。
もみくちゃになる前衛群に巻き込まれ、ただでさえ困難な艦隊運動の連携が崩壊。散り散りになりながら一、二隻がポロポロと抜け出してくるような状況では、隊列を組み直す余裕もないことは明白でした。
「【特派府】艦隊、前へ!阿武隈さん、朝潮さんも加わってください!初月さんとアトランタさんは後続を!!」
80: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2022/11/03(木) 23:49:42.70 ID:1N4dwLvb0
《敵艦、捉えたぁ!!敵右翼攻撃、いっち番槍ぃいい!!!》
《おっそーーい!こっちの魚雷はもう届いてるもんねーーだ!!》
両側面からの追撃に関しても、抜かりはありません。扶桑さんは既に指示を出していたようで、誰が攻撃隊に加わっていたのか少なくとも2名は確実に特定できる叫び声と共に左右で雷撃が立て続けに炸裂します。
81: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2022/11/03(木) 23:56:36.76 ID:1N4dwLvb0
綾波達の背後で、砲火が撃ち上がります。居るのはあくまで2人、それも艦級だけでいえば軽巡洋艦と駆逐艦。
にも関わらずその膨大極まる砲声と飛び越えていく火線の数は、一個水上打撃艦隊が全力で火網を張り巡らしていると言われても十分に信じられてしまうものでした。
「ハツ、叩き落とすよ。──Fire, Fire!!」
82:名無しNIPPER[sage saga]
2022/11/04(金) 09:52:05.50 ID:BxSLOj7g0
更新おつです
83: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2022/11/04(金) 23:08:26.52 ID:g15duR2T0
そしてこちらには、最後の“ダメ押し”をできる札が未だ一つ残っていました。
「山城、フレッチャーさん、トドメを!!」
「任せてください!……本来あの人たちの装備というのが気に食わないけど、姉様のお力になれるなら!!全弾射出、撃て!!」
84: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2022/11/04(金) 23:12:26.48 ID:g15duR2T0
この、敢えて開かれた退路に施される“一計”。それがどれほど大きく戦果を拡大してくれるかは、かの黒田官兵衛を始めとした歴史上の名将達が幾度となく証明してきました。
「山城!」
「心得ております!航空隊全機、発艦開始!!」
85: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2022/11/04(金) 23:18:53.27 ID:g15duR2T0
『ヌゴッ!!?』
『ガッ、ガガァアアア………!!』
〈テキカンニメイチュウ、ソンショウダイ!〉
86: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2022/11/04(金) 23:44:46.26 ID:g15duR2T0
《《魚雷、発射!!!》》
雷撃報告は、無線を通して両者からほぼ同時に発せられました。十数秒の間を経て、綾波達が砲撃を浴びせている敵前衛の向こう側で立ち上る幾本もの水柱と爆煙。
電探上に表示されている敵艦隊群の反応、その最後尾部分で両側面から次々と赤点が消えていきます。最終的に、その数は30前後にはなったでしょうか。
87:名無しNIPPER[sage saga]
2022/11/07(月) 09:57:21.81 ID:7Vyc5Dga0
更新おつです
局所的有利は取れていますが戦局的にはいまだ不利ですよね
指揮系統が維持してるので八頭身提督は健在と思われますが
ポジハメ艦長の容体が心配
88: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2022/11/16(水) 22:06:44.07 ID:W1WHWUQU0
その傾向は、今この場で最も旺盛な“戦意”を漲らせているであろう2人についても変わりませんでした。
《…………りょうかーい》
《はぁ〜〜い………》
89: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2022/11/16(水) 22:10:36.45 ID:W1WHWUQU0
一応、国連“海軍”所属部隊が【学園艦棲姫】へ至る海路の各所に臨時の洋上補給拠点を続々と建築はしています。
が、拠点といいつつ実態は補給物資をありったけ詰め込んだドラム缶が綾波たち艦娘が使う水上航行ユニットを改造したものの上に纏めて置かれただけのもの。
量の面でも安全性の面でも、決して“あること”を前提にして考えて良い代物ではありません。
そう考えると、最低限の継戦能力維持のためにある程度弾薬や燃料の節約を考えなければならないのは扶桑さんの仰る通りでしょう。
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