エンド・オブ・ジャパンのようです
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80: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2022/11/03(木) 23:49:42.70 ID:1N4dwLvb0
《敵艦、捉えたぁ!!敵右翼攻撃、いっち番槍ぃいい!!!》

《おっそーーい!こっちの魚雷はもう届いてるもんねーーだ!!》

両側面からの追撃に関しても、抜かりはありません。扶桑さんは既に指示を出していたようで、誰が攻撃隊に加わっていたのか少なくとも2名は確実に特定できる叫び声と共に左右で雷撃が立て続けに炸裂します。
電探上では先程の奇襲的な一斉射によってこじ開けられた“大穴”を更に抉る形で敵艦反応が消失し、中衛群の混乱・崩壊ぶりも見る限り明らかに許容し得る域ではなくなりつつありました。

ですが、ここまでに綾波達が敵艦隊へ与えた損害は、甚大ではあれどあくまでも前・中衛群までに限定されています。

『ヲヲッ、ヲォッ!!』

「敵艦隊最後尾にて【黒霧】を確認!!かなりの量です、恐らく数百機規模!!」

健在であった後衛群───敵空母機動艦隊が、一斉に艦載機隊を発艦させました。ブワリと勢いよく空に広がった大量の黒い靄は各個に寄り集まって【カブトガニ】や【オニビ】を形成し、猛烈な勢いで突撃を開始します。

────大半、否。全ての機影が、“正面”へと。

「敵航空隊、ほぼ全戦力を以てこっちに向かってきますぅうううう!!!」

少なく見積もって五百は下らぬだろう大編隊による総攻撃という事態に、阿武隈さんが悲鳴に近い報告の声を上げました。

三方からの猛攻に晒されても尚、正面戦力の殲滅・打通に全力を尽くす。指揮艦の役割を担えるヒト型も相当数が討ち取られている中で誰がその判断を下したのかは解りませんが、それは英断と言って良いでしょう。

一連の卓越した連携、損害を出さないどころか殆ど反撃らしい反撃をさせぬまま“封殺”が成功しているのは、綾波達───分けても、扶桑さんの存在に寄るところが大きい。
彼女を失った上で綾波達正面艦隊が殲滅されれば、一転して艦娘側が指揮系統に致命的な被害を受けた上で今度こそ陣形を分断されます。

綾波達の“急所”は、この圧倒的優勢下にあっても健在なのです。突かれれば一挙に戦況がひっくり返るほどであることも、中衛群の突貫が始まった時から変わっていません。寧ろ綾波達が戦況を掌握しつつある今の方が、その重要性は増した面さえあります。

故に敵艦隊は、あくまで綾波たちへの、扶桑さんへの攻撃に全力を尽くしました。

「アトランタさん、初月さん」

尽くしざるを得ませんでした。

「Alright, Flag.」

「あぁ、心得ている!!」

ここまでの采配を振るえる者なら、この程度の事態への備えは盤石にしていると解っていても。


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