エンド・オブ・ジャパンのようです
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81: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2022/11/03(木) 23:56:36.76 ID:1N4dwLvb0
綾波達の背後で、砲火が撃ち上がります。居るのはあくまで2人、それも艦級だけでいえば軽巡洋艦と駆逐艦。
にも関わらずその膨大極まる砲声と飛び越えていく火線の数は、一個水上打撃艦隊が全力で火網を張り巡らしていると言われても十分に信じられてしまうものでした。

「ハツ、叩き落とすよ。──Fire, Fire!!」

桃色がかった髪を結わえて両脇に垂らした、アメリカ出身艦娘らしいグラマラスな体型の持ち主。しかしながら放つ砲火に不釣り合いな眠たげな眼でもある、アトランタ級軽巡洋艦一番艦・アトランタさん。

「言われずともさ!───敵は多い、行くぞ!!」

対象的に鋭く獰猛な眼光で、整えられつつもやや逆立った髪型と併せて訓練された猟犬を思わせる風貌の、秋月型4番艦・初月さん。

『『『ッッッッッ!!?!?!!!!?』』』

私達艦娘の中でも取り分け対空・防空戦闘に秀でていることで知られるお二人の最大火力投射は、最早弾幕と呼ぶことすら生温い凄まじさでした。銃砲弾の濁流、鉄火の嵐に触れた瞬間、敵艦載機群の突貫はまるで強固で分厚い岩壁に衝突したが如く停止しました。

「多摩たちも加わるにゃ!対空射開始!!」

「主砲、三式弾への切り替え終わる!戦艦・扶桑、対空射開始します!重巡艦隊も続いて!!」

「この鳥海、防空戦においてはお二方にも摩耶にも遅れは取りません!」

「私も行くわよ!Aircraft-Carrier足る者、対空戦闘ぐらいこなせなくちゃあね!!」

『ヲン……』

『ヌグッ………!?』

こちらへの航空攻撃がほぼ完全に食い止められたところに、綾波たちと扶桑さんたちも加わり更に火網が重厚さを増します。
両側面友軍や赤城さん、ホーネットさん両名の艦載機隊は敵機群を追い回しながら三々五々に散り今や敵航空隊の進軍路を作っているような状況でしたが、それは逆説的に言えば巻き添えを全く気にせず火力を投射できるということでもありました。

加えて前衛・中衛群はこちらの猛攻で最早組織的戦闘能力をほぼ失逸し、更に側面から間断なく注ぎ込まれる砲雷撃によってそれを回復させる糸口も掴めるような状況にありません。よって綾波たちも扶桑さんたちも、存分に初月さんとアトランタさんに加勢することができます。

敵の空母艦隊も必死に後続を送ってきますが、広く厚く張り巡らされた大火線に絡め取られてそれ以上前に進むことさえままなりません。それどころか墜落機が下方の敵艦隊に激突して、前・中衛の損害を拡大する有様です。


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