エンド・オブ・ジャパンのようです
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235: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2023/04/19(水) 01:10:51.87 ID:EeDdit1v0
風切り音が。

小銃弾や機銃弾よりは遥かに巨大な質量を持つ鉄の塊が。

一発の“砲弾”が、私の頭上数メートルの位置を駆け抜けた。
以下略 AAS



236: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2023/04/19(水) 01:21:06.52 ID:EeDdit1v0
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以下略 AAS



237: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2023/04/19(水) 01:57:22.47 ID:EeDdit1v0
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以下略 AAS



238:名無しNIPPER[sage saga]
2023/04/19(水) 10:08:41.32 ID:mR2W/sLr0
更新おつです
ピンチに軍神来る(ただしJK)


239: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2023/07/26(水) 21:18:01.00 ID:1kNqHEos0
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以下略 AAS



240: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2023/07/26(水) 21:19:49.62 ID:1kNqHEos0
出会った、なんて上等で運命的なモンじゃない。私が初めて彼女を“見た”のは、【第63回全国戦車道大会】の試合を映していたテレビの画面越しでのこと。

元々興味はあったと言えど、その時はまだのめり込む程ではない。山と積まれた書類との憂鬱な長期戦の辛さを少しでも緩和できればという、所謂「作業用BGM」として点けただけのつもりだったわ。

だけど。
以下略 AAS



241: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2023/07/26(水) 21:22:44.85 ID:1kNqHEos0
……少しばかり“不愉快な記憶”のせいで熱くなってしまったけれど、ほぼ全ての試合が運や偶然に縋り頼った勝利であったこと自体はさっき述べた通り否定しない。

バタバタと慌ただしく、不格好でコミカルな、終わった後に「何で勝てたのか」と首を傾げてしまう、結果オーライを辞書で引いた時に例示の一つとして出てきてしまいそうな、そんな試合運びの数々。
直前まで黄金期を築いていたチームや、その黄金期を終わらせたチームのような“強者”の戦い方からは遥か遠くに位置するもの。

以下略 AAS



242: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2023/07/26(水) 21:26:31.14 ID:1kNqHEos0
別に、今の境遇にもう不満はない。寧ろ、あの無能な司令官から常に楽しい【いくさ場】とぶっ飛んだ愉快な日常を用意してくれる今のアイツに上官が変わったことを考えれば──比べ物にならないほど頭がおかしいことを差し引いても──最早幸運とさえ捉えられる。
ただ、私が彼女のような強さを、物理的ではなく精神的な強さを最初から備えていたなら。あの愛しい“地獄”ももう少し早くもう少しマシな環境にできたんじゃないか。そう思わずには居られない。

西住さんは、それを“表”の世界にいたままで成し遂げた。腐り果てた価値観と悪意的な謀略に、“希望に眼を輝かせ使命感と義務感に燃える小娘”のまま抗い抜いた。
艦娘として、身体能力や武力は私の方が遥かに勝っているかもしれない。だけどその精神力は、憧れ、羨み、私もそうありたいと望んでしまうほど強く気高いものだった。
以下略 AAS



243: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2023/07/26(水) 21:28:47.14 ID:1kNqHEos0
「こっちへ!!」

チ級の軌道を眼で追いながら、彼女は私達の方に手を差し伸べてくる。

言いたいこと、聞きたいことは山ほどある。だけど、今は時間的にも状況的にもその余裕がない。
以下略 AAS



244: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2023/07/26(水) 21:31:33.21 ID:1kNqHEos0
「戦車後退!」

li イ; ゚ -゚ノl|《り、了解です!》

ギャリギャリとキャタピラーが唸り、下敷きになっていた【暴徒】の残骸が生々しい断裂音を残してそこら中に飛び散る。1、2秒ほどの抵抗感を経て、W号の車体は急速にバックを始めた。
以下略 AAS



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