ダンテ「学園都市か」前時代史(仮)
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292:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 13:36:52.91 ID:XVB8s0iW0

こうして戦いは終わった。
魔帝による人間界侵略は阻止され、
魔帝、そして魔族そのものが、
魔界史上初めてとなる完全敗北を喫した。
以下略 AAS



293:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 13:37:20.35 ID:XVB8s0iW0

8  また逢う日まで

魔帝軍が殲滅、そして魔帝が敗北。
それもスパーダただ一人によって。
以下略 AAS



294:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 13:37:47.28 ID:XVB8s0iW0

それゆえ、帰還したスパーダが
天界・人間界諸勢力との話し合いを打診した時も、
彼らは決闘の申し出のように受けとって臨戦態勢を取るほどだった。

以下略 AAS



295:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 13:38:26.83 ID:XVB8s0iW0

定められた会談の場所は、
かつてエーシルが座した霊峰フィンブルヴェトル、
その麓にある太古の広場、「神儀の間」とも呼ばれる霊域。

以下略 AAS



296:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 13:38:57.52 ID:XVB8s0iW0

ただ、スパーダが非難されることはなかった。
「時の腕輪」は即席品とはいえ、そこに用いられた対創造用の式は
この時点における賢者・魔女の技術の粋を集めたものである。
しかしそれでも創造の完全打破が不可能だった以上、
以下略 AAS



297:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 13:39:24.73 ID:XVB8s0iW0

確かにこの戦いそれ自体に打算はなく、
愛する存在を守りたい一心で挑んだものではあった。
本来は、功績を取引材料にするという考えはまるでなかった。

以下略 AAS



298:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 13:39:59.63 ID:XVB8s0iW0

スパーダは具体的に、三つの要望を出した。

まず一つ目は、彼が人間界に住まうことの許可。
二つ目は、エヴァがアンブラ族から抜けることの許可。
以下略 AAS



299:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 13:40:29.93 ID:XVB8s0iW0

また、彼の存在は今後の対魔界戦略において有益という点もあった。

魔帝が封印され、その配下有力者たちもほぼ皆殺しにされたとはいえ、
依然として魔界には覇王とその大勢力が存在しており、
以下略 AAS



300:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 13:41:17.14 ID:XVB8s0iW0

魔女側がエヴァの才と知識を手放すわけがないのは当然。
そしてそのアンブラの魔女たる彼女とスパーダが結ばれるというのも
天界・人間界の情勢が許すわけがなかった。

以下略 AAS



301:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 13:41:54.64 ID:XVB8s0iW0

もちろん、それをこの場の皆がすぐ納得することはなかった。
侵犯者の示すものなど疑うべきであり、
エヴァは洗脳されているだけだという認識が
やはりこの期に及んでも強かった。
以下略 AAS



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