ダンテ「学園都市か」前時代史(仮)
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301:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 13:41:54.64 ID:XVB8s0iW0

もちろん、それをこの場の皆がすぐ納得することはなかった。
侵犯者の示すものなど疑うべきであり、
エヴァは洗脳されているだけだという認識が
やはりこの期に及んでも強かった。

だが一方で彼らは愚か者でもない。
警戒はしつつも、スパーダの言動に嘘がない可能性も
改めて現実的に考えはじめていた。
とくに賢者と魔女はそうだった。
スパーダとエヴァの言葉は、僅かながらも確かに
彼らの「人の心」にも届き始めていたのである。

そのためか、この会合の後半には、
当初のような一触即発の空気は消えていた。

一定の緊張感はありつつも、場合によってはスパーダと討つなどという
選択肢は放棄され、今はひとまず彼を受け入れる方向へと
諸勢力の意向は統一されたのであった。



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