ダンテ「学園都市か」前時代史(仮)
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295:名無しNIPPER[sage saga]
2022/03/22(火) 13:38:26.83 ID:XVB8s0iW0

定められた会談の場所は、
かつてエーシルが座した霊峰フィンブルヴェトル、
その麓にある太古の広場、「神儀の間」とも呼ばれる霊域。

そこにスパーダは人間の姿をとり、エヴァと共に現れた。
また天界側からは四元徳、主だった魔神、各派閥の長が。
賢者・魔女側からは双方の「世界の目」保持者、長老たちと
対侵犯者用の式で身を固めた英傑たちが出席した。

天・人の最大級の戦力がここに集結していた。
犠牲を顧みなければ、ここでスパーダ殺害も不可能ではないほどであり、
実際、場合によっては彼らはその覚悟であった。


そうして始まった一触即発の会談にて、
スパーダとエヴァはまず魔帝封印に至る経緯を説明した。

スパーダが人の心を手に入れたこと、
エヴァと愛し合ったこと、人間界を守るために魔帝に挑んだこと。
みなに「時の腕輪」に記録された情景をも見せて、
軍勢殲滅から魔帝との決闘、封印までの一部始終をも明らかにした。

その屈指の戦いを見て、
魔女・賢者の戦士たちは闘争心を刺激されて興奮し、
魔神たちも参戦を逃したことに悔しがった。

ただし好意的な反応はそのような一部のみであり、
他大多数はスパーダの恐るべき武力に改めて警戒し、
また魔帝を殺しきれずに封印という結果についても
失望を隠さなかった。



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