37:名無しNIPPER
2021/11/27(土) 22:01:14.91 ID:u50g9+A20
その日、事務所についたのは、いつもより遅い時間だった。
38:名無しNIPPER
2021/11/27(土) 22:02:47.03 ID:u50g9+A20
部屋をノックしてから、覗き込む。
「プロデューサー?」
39:名無しNIPPER
2021/11/27(土) 22:04:17.03 ID:u50g9+A20
「……なにか質問は?」
40:名無しNIPPER
2021/11/27(土) 22:06:18.14 ID:u50g9+A20
「その言葉には、語弊を感じるな。奏だって出番はある。そうでしょ、奏」
「……ええ、そうね」
41:名無しNIPPER
2021/11/27(土) 22:07:49.94 ID:u50g9+A20
すぐに言葉を継ぐことはできなかった。自分の中に巻き起こっている感情を抑えるのに必死だった。
42:名無しNIPPER
2021/11/27(土) 22:09:03.77 ID:u50g9+A20
言葉を発せられないでいる私をしり目に、プロデューサーはつづけた。
43:名無しNIPPER
2021/11/27(土) 22:11:48.40 ID:u50g9+A20
私はショックを受けた。
44:名無しNIPPER
2021/11/27(土) 22:12:58.32 ID:u50g9+A20
文香が、部屋を出てきた気配がした。もう一度、心の中で数字を数えて、振り返った。
45:名無しNIPPER
2021/11/27(土) 22:14:22.97 ID:u50g9+A20
うんざりするほど続く暑さの中でも、日々は過ぎていく。
46:名無しNIPPER
2021/11/27(土) 22:16:51.09 ID:u50g9+A20
「どーしたのカナデちゃん、お鼻痒いの?」
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