69: ◆QlCglYLW8I[saga]
2021/09/28(火) 23:28:08.18 ID:AjfzXomJO
「僕も、だって?」
「その可能性はかなり高い。ただ、完全に『思い出してはいない』。正直、それでよかったとは思ってるけどね」
70: ◆QlCglYLW8I[saga]
2021/09/28(火) 23:28:47.48 ID:AjfzXomJO
71: ◆QlCglYLW8I[saga]
2021/09/28(火) 23:30:28.83 ID:AjfzXomJO
今日はここまで。プロローグはこれで終了となります。
なお、一部で某シリーズに関わる単語が出ていますが、某シリーズと本作は直接的な関係はありません。多分。
ただし、ここで彼の名とある単語を出した意味は、単なるお遊びではなく存在します。
72:名無しNIPPER[sage]
2021/09/29(水) 18:27:04.83 ID:LQEGzbto0
つまらん…
73: ◆QlCglYLW8I[saga]
2021/10/02(土) 19:32:37.21 ID:gfGIXtqkO
残り88日
74: ◆QlCglYLW8I[saga]
2021/10/02(土) 19:37:51.96 ID:gfGIXtqkO
何か,様子がおかしい。
75: ◆QlCglYLW8I[saga]
2021/10/02(土) 19:38:25.79 ID:gfGIXtqkO
*
「……ここは」
「そ、牧場」
76: ◆QlCglYLW8I[saga]
2021/10/02(土) 19:39:01.26 ID:gfGIXtqkO
*
羊やアルパカと戯れているうちに、すぐにお昼になった。絶叫マシーンや派手なショーがなくても、意外と時間は早く流れる。台風一過、空が透き通るように青い。
はじめは所在なげにしていた俊太郎も、あたしに連れられて動物たちに触っているうちに、まんざらでもない様子になった。俊太郎は、何か難しいゼミに入っている、らしい。その準備とかで、気が張り詰めている所はあるのだろう。今の彼に必要なのは、こういうゆっくりとした時間なのだ。
77: ◆QlCglYLW8I[saga]
2021/10/02(土) 19:39:39.66 ID:gfGIXtqkO
……と、その時。
俊太郎の表情が、急に崩れた。
78: ◆QlCglYLW8I[saga]
2021/10/02(土) 19:40:13.94 ID:gfGIXtqkO
耳元で、小さく俊太郎の声が聞こえた。
79: ◆QlCglYLW8I[saga]
2021/10/02(土) 19:40:47.54 ID:gfGIXtqkO
*
牧場を出た後、あたしたちは海ほたるに寄ったぐらいで、ほぼ真っすぐにうちに帰った。
「ラブホに行かない?」と誘ったけど、「それはまたでいい」と断られた。俊太郎にしては珍しいけど、そういう気分でないのはよく理解できる。
身体を使って繋がりを確認したいなんて……不安なのは、あたしもかもしれない。
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