78: ◆QlCglYLW8I[saga]
2021/10/02(土) 19:40:13.94 ID:gfGIXtqkO
耳元で、小さく俊太郎の声が聞こえた。
「……由梨花、僕が必ず……君を守る」
「え?」
俊太郎が急に、我に返ったようにあたしから離れた。
「……ゴメン。でも、いつかちゃんと話すから」
「大学のこと、じゃないよね」
「違う。今は、言えない。でも、必ず……」
必死に、真剣にあたしの目を見つめる俊太郎に、あたしはただ頷くしかなかった。
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