【安価】ようこそ実力主義の教室へ
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121: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/11(土) 11:11:51.97 ID:OCYa+xYb0
 二人でその列に並び、学生証端末でメニューを確認する。今回は店頭注文の運びになるが、先に席を取って学生証端末で注文後に受け取りだけを行う手段もよく利用されているようだ。

「わたしは決めたけど、早見さんは?」

「ぁ……えと、これを…」
以下略 AAS



122: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/11(土) 11:12:17.74 ID:OCYa+xYb0
 わたしが飲んだのを確認した後、早見さんも一口。
 かなり美味しかったのか、表情に出ている。

「本格的な授業は明日からだね」

以下略 AAS



123: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/11(土) 11:12:44.68 ID:OCYa+xYb0
 そんな彼が向かってくるのは、こちら側。
 とてつもなく嫌な予感がした直後のことだった。

「お前が春宮か?」

以下略 AAS



124: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/11(土) 11:13:12.37 ID:OCYa+xYb0
 それからすぐに彼は話を切り出す。

「俺のクラスへ来い、春宮」

「────?」
以下略 AAS



125: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/11(土) 11:13:39.02 ID:OCYa+xYb0
 まず間違いなく毎月一日に全生徒へ『十万ポイント』が支給されていれば、それらを利用する生徒はほぼ皆無と言ってもいいだろう。しかし今の話を聞いて、もし二千万ポイントを貯めるための節約の一環として無料配布のモノが用意されているとすれば────いや、あるいはその両方のためか。
 どちらにせよ興味深い話のため続きを聞くことに。

「続けてください」

以下略 AAS



126: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/11(土) 11:14:08.03 ID:OCYa+xYb0
 そんなことできるはずがない。

「だいたい、わたしが協力するとでも?」

「するさ。お前は俺に協力する。そして一千万を貯めるために尽力する。晴れて半年後には、俺と同じクラスになれるってわけだ」
以下略 AAS



127: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/11(土) 11:14:37.92 ID:OCYa+xYb0

◇◇◇

 寮のフロントで早見さんの部屋番号を尋ねると、割とすぐに教えてくれた。クラスメイトであることを最初に伝えたのが大きかったんだと思う。
 この寮ではインターホンが二種類ある。
以下略 AAS



128: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/11(土) 11:15:08.69 ID:OCYa+xYb0
 ロビーで待っていたわたしと合流すると、手に持っていた鞄に目をやる。

「あ、すみません…。鞄を持たせてしまって…」

「ううん、いいのいいの。こっちこそごめんね。ちょっと絡まれちゃって」
以下略 AAS



129: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/11(土) 11:15:48.60 ID:OCYa+xYb0
 もし校内で暴力沙汰を起こせば監視カメラの映像を頼りに停学、あるいは退学も免れない。
 そういったことを抑止するための監視カメラだと考えれば理解できるが、一つ不可解なことはそのカメラが絶妙に隠されていること。じっくりと視認しなければ気が付かないほど微小なカメラが幾つかあった。
 気になる点は無尽蔵だが、それは追々考えるとして今は早見さんのことに集中しよう。

「ほんっとうに今日はごめん。もしよかったら明日とか明後日とか、時間を作って貰うことは出来ないかな」
以下略 AAS



130:名無しNIPPER[sage]
2021/09/11(土) 11:33:51.87 ID:J/7I1YX+0



131: ◆yOpAIxq5hk[saga]
2021/09/11(土) 21:00:11.11 ID:h1bofGth0
>>130
 7:翌日】

 高校生活三日目。
 今日の午前中は数学、国語、化学、英語、そして昼食を挟んで体育、社会と続く。この二日間がほぼ講義らしいものがなかったからこそ、クラス内からは多少の不満が飛び交う。
以下略 AAS



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