160: ◆eBIiXi2191ZO[sage saga]
2020/09/22(火) 21:53:25.11 ID:CC20O+KU0
「高垣さん」
「え……は、はい」
「これからも無理のない程度で、よろしくお願いしますよ」
「あ……ありがとう、ございます!」
161: ◆eBIiXi2191ZO[sage saga]
2020/09/22(火) 21:54:07.39 ID:CC20O+KU0
※ 今日はここまで ※
ではまた ノシ
162:名無しNIPPER[sage]
2020/09/23(水) 00:30:07.02 ID:lNyw44KCO
おつ
163: ◆eBIiXi2191ZO[sage saga]
2020/09/24(木) 21:31:06.38 ID:itU6iUE10
投下します
↓ ↓ ↓
164: ◆eBIiXi2191ZO[sage saga]
2020/09/24(木) 21:32:28.29 ID:itU6iUE10
公式にメッセージを配信してしばらく経った。まだ仕事は再開して、いない。
「カウンセリングを受けてみたら、どうかしら」
165: ◆eBIiXi2191ZO[sage saga]
2020/09/24(木) 21:33:06.57 ID:itU6iUE10
「忙しいのは、ほんと、なによりじゃないですか」
私が言う。
166: ◆eBIiXi2191ZO[sage saga]
2020/09/24(木) 21:33:41.62 ID:itU6iUE10
とりあえず事務所近くにカウンセリングルームがあることが分かった。
九十分で一万二千円、高いのか安いのかよく分からない。女性専用ということだったので、ここに予約を入れてみた。
カウンセリング当日。
167: ◆eBIiXi2191ZO[sage saga]
2020/09/24(木) 21:34:14.13 ID:itU6iUE10
「さて、高垣さん。こちらに来られた理由を、お伺いしてもいいですか」
「……そうですね。そのために来ましたので」
私は逡巡する。事ここに至って、なにを話せばいいのだろう。そして。
168: ◆eBIiXi2191ZO[sage saga]
2020/09/24(木) 21:34:41.65 ID:itU6iUE10
どきりとする。
確かに、今の私の気持ちを話せるかと言えば、それは難しい。なぜなら彼女は私の知らない他人、なのだから。
「そう、ですね」
169: ◆eBIiXi2191ZO[sage saga]
2020/09/24(木) 21:36:22.62 ID:itU6iUE10
私はようやく、仕事を再開する。
歌番組の収録。録画ものでインタビューなし、という、今の私にはありがたいものだ。しかも瑞樹さんと共演。
事務所スタッフの努力と配慮に感謝しながら、スタジオへ向かった。
170: ◆eBIiXi2191ZO[sage saga]
2020/09/24(木) 21:36:49.44 ID:itU6iUE10
「せっかくお勧めしていただいたのに、なにか申し訳なくて」
「いいのよ、私も気楽に言っただけだし。そうね。今度は体もリフレッシュするように、全身エステ、行きましょ?」
「そう、ですね。ぜひ」
「じゃあ、今日は楓ちゃんの復帰初仕事、頑張りましょう!」
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