42:名無しNIPPER
2021/11/13(土) 22:22:14.85 ID:eib3PHOxO
失礼しました。
ぼちぼち更新していきます。
(背後都合で申し訳ないです……)
43:名無しNIPPER[sage]
2021/11/13(土) 22:28:53.04 ID:2b39tCA/o
おかえりなさい
44:名無しNIPPER[sage]
2021/11/13(土) 23:32:17.00 ID:Z1Gb6d+E0
レス乞食まる出しの自分語りは要らん
書くかエタるかハッキリしてくれ
薄っぺらな文章に時間かけすぎ
45:名無しNIPPER[saga]
2021/11/14(日) 01:33:35.31 ID:ksblodXhO
とはいえ、流行りの歌なんて得てしてこういうものなのかもしれない。特定の個人に突き刺さるような名曲よりも、誰が聞いても何となく受け入れられるようなものの方が、上書きするのも容易いものなんだろう。
特に耳に残るフレーズもメロディーもないまま、何となくこういう歌なんだなという印象のままに一曲が過ぎてしまった。もう一度聞いてみるか悩んだけど、結局やめてプレイリストから好きなバンドを選択した。
数百人しか入らないようなライブハウスで、CDの売上もファンの人数も、きっとアークスの何千分の一、もしくは何万分の一かもしれない。
46:名無しNIPPER[sage]
2021/11/14(日) 11:32:56.52 ID:1/cQ+Vx2o
おつつ
47:名無しNIPPER[saga]
2021/11/14(日) 22:56:47.71 ID:8SQh1bWVO
アークスのオーディションを受けることを決意したのは、自分に自信がないからだった。
私には特別な才能は無い。例えば誰よりも知性があるわけでもなく、運動神経が良い訳でもなければユーモア溢れる会話ということも出来ない。私に出来ることは、他の誰にでも出来ることでしかなかった。
私よりしっかりしている人も、面白い人も、賢い人も、おしゃれな人も、きっと世の中にはいっぱいいる。
48:名無しNIPPER[saga]
2021/11/14(日) 23:11:40.72 ID:8SQh1bWVO
アークスは元々メンバーが五人で、加入が決まって先輩たちに初めて会った時、そのオーラの凄さに愕然とした。
茜ちゃんはオーディション中に確かに目を惹く存在ではあったし、歌唱力やダンスのキレもレベルが高かったけれど、彼女たちはそこにいることだけで存在を主張する何かがあった。そこにいるだけで、彼女たちが何かに選ばれた存在であることが分かってしまった。
「み、三森彩です。よろしくお願いしますっ」
49:名無しNIPPER
2021/11/14(日) 23:23:43.80 ID:8SQh1bWVO
「彩、最近大丈夫?」
もうすぐ加入が発表されるという頃の大学からの帰り道、いつもの四人組の中で一人だけ私と帰り道が同じねるがそう問いかけて来た。
「え?」
50:名無しNIPPER[saga]
2021/11/18(木) 20:37:35.48 ID:2jHYLJfjO
そのまましばらく二人で並んで歩いた。こうやって大学終わりに友達と一緒に歩いて帰るなんてことも、もしかしたら今後はできなくなるのかもしれない。
まだ訪れてはいない、でもこれからそうなりそうな予感のする未来に、勝手に寂しくなった。
あの教授の授業はつまらない、学食の新作を食べたかどうかなんて、そんな話をすることも。
51:名無しNIPPER[saga]
2021/11/18(木) 23:05:10.39 ID:kEvTCSbVO
「私、アイドル始めるんだ」
少し恥ずかしそうに、でもそれ以上に嬉しそうでもあった。
「あ、アイドルっていってもその、本当のアイドルってわけじゃなくて、なんちゃってなんだけどさ……」
52:名無しNIPPER
2021/12/01(水) 01:43:40.12 ID:t1e2pFQTO
大学三年ともなれば、周りの人間は二分化されていく。意識高くインターンシップやら留学やらに動き出す奴らと、種族大学生と言うべきか、堕落して特に何かを頑張ったりもしていない奴ら。
どちらかと言えばガリ勉優等生タイプが多いうちの大学は、どちらかと言えば前者が多い。もちろん一定数、大学でビューを勘違いした奴らが遊んでいるだけの場合もあるが、そんな奴らはごく一部だ。橘だって見た目こそ金髪を伸ばしてピアスを開け、これぞ大学生というようにチャラついているものの、後期からは大学を休学して一年間海外留学に行くらしい。本人は恥ずかしがって「ダンス留学だよ」と口にしているものの、大手商社を目指していると聞いたことがある。あいつはあいつなりに、目標に向かって努力をしているらしい。
そんな中で俺は、何を頑張っていいのかということが分からないままに何となくで生きている。なぜ頑張らないといけないかということではなくて、何に取り組んでいいのかが分からないというのは、結構なコンプレックスになることなのかもしれない。頑張っている人を見ると、自分が無性に恥ずかしくなる。
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