アイドルと僕
1- 20
45:名無しNIPPER[saga]
2021/11/14(日) 01:33:35.31 ID:ksblodXhO
とはいえ、流行りの歌なんて得てしてこういうものなのかもしれない。特定の個人に突き刺さるような名曲よりも、誰が聞いても何となく受け入れられるようなものの方が、上書きするのも容易いものなんだろう。

特に耳に残るフレーズもメロディーもないまま、何となくこういう歌なんだなという印象のままに一曲が過ぎてしまった。もう一度聞いてみるか悩んだけど、結局やめてプレイリストから好きなバンドを選択した。

数百人しか入らないようなライブハウスで、CDの売上もファンの人数も、きっとアークスの何千分の一、もしくは何万分の一かもしれない。

それでも自分はこのバンドの歌の方が好きだなと思う。音楽についての好みの違いもあるだろうけれど、歌唱力だってこちらの方が高ければ、作詞をプロが行う彼女たちより、自身が行っているバンドの方がきっと歌に対する思い入れ自体も強いはずだ。

それなのに、世の中にはアイドルファンっていうものが存在する。

そして、そういうアイドルをコピーしているようなコピユニ、アスタには目を惹かれてしまう自分もいる。

それは一体、何でなんだろう。

答えなんて分かるはずもないのにそんなことを考えているうちに、気がついた時には最寄り駅に着いていた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
53Res/43.02 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice