魔王と魔法使いと失われた記憶
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145: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/08/27(木) 12:33:26.21 ID:IcevcAFHO


「……なぜ、泣く」


以下略 AAS



146: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/08/27(木) 12:33:54.10 ID:IcevcAFHO
「えっ、あっ、うん……私こそ」

コホン、と魔王が咳払いをした。

「……それで、明日は、行くのか?」
以下略 AAS



147: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/08/27(木) 12:34:35.73 ID:IcevcAFHO
#

翌朝。待ち合わせの広場に向かうと、既にランパードさんが待っていた。医者らしく、白装束を着ている。

「お待たせしました」
以下略 AAS



148: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/08/27(木) 12:35:19.72 ID:IcevcAFHO
「……え」

「ここで襲撃があってから数時間後だ。恐らくは恋人同士、どこかの連れ込み宿にでも行こうとしたんだろうが。夜が更けてから歩くのは自殺行為ってことだな」

「嘘っ、まさか……」
以下略 AAS



149: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/08/27(木) 12:36:12.48 ID:IcevcAFHO
#

「何だお前らは」

衛士が怪訝そうに私たちを見る。ランパードさんが鞄から何かの巻物を取り出し、広げてみせた。
以下略 AAS



150: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/08/27(木) 12:37:05.11 ID:IcevcAFHO
5分ほどして、小柄な老人が衛士と共にやって来た。ランパードさんが跪くのを見て、私もそうした。この人が、エストラーダ候か。

「お会いできて光栄です、閣下」

「トリスの一級医術士とは、真か」
以下略 AAS



151: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/08/27(木) 12:38:05.50 ID:IcevcAFHO
「ファリス、トリスから医術士が来た。報償金の話を聞いたようだ。今日の具合は」

「気分は、そこまで悪くはありませんわ」

ふわり、と少女が笑った。多分、私より少し若い。随分と痩せてしまってるけど、貴族の女の子らしい気品のある美しさだ。
以下略 AAS



152: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/08/27(木) 12:38:46.48 ID:IcevcAFHO
ランパードさんが息をつく。

「なるほど。……ここで結果を話しますか?」

「ファリス、お前は」
以下略 AAS



153: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/08/27(木) 12:39:17.71 ID:IcevcAFHO


ドクン


以下略 AAS



154: ◆Try7rHwMFw[saga]
2020/08/27(木) 12:40:53.71 ID:IcevcAFHO
第8話はここまで。

トリスの医術は現代の外科に近いものです。薬などの代わりに治癒魔法を使って対応するとお考え下さい。


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