周子「だから、あたしが逢いに往く」
1- 20
5:名無しNIPPER
2020/05/05(火) 18:51:47.26 ID:XnGtX3Tv0
「いやいや、そんな見つめられても困ってまうやん」

「え、あ、えっと、ごめんなさい」

「そんな謝らんでええよー」
以下略 AAS



6:名無しNIPPER
2020/05/05(火) 18:52:38.32 ID:XnGtX3Tv0
「せやったら、何がいい?他にもいろいろあるんよ」

「……なまえ」

「名前?」
以下略 AAS



7:名無しNIPPER
2020/05/05(火) 18:56:15.59 ID:XnGtX3Tv0





以下略 AAS



8:名無しNIPPER
2020/05/05(火) 18:57:39.33 ID:XnGtX3Tv0
「ほんならこれにでも書いたら?」

 そう言うとシューコは帯の隙間から葉を取り出して紗枝に渡す。
 そう、紙ではない。葉である。

以下略 AAS



9:名無しNIPPER
2020/05/05(火) 18:59:30.97 ID:XnGtX3Tv0
 紗枝達が住まうこの国、『霞皇国』は街並みやら行事こそ古風な伝統を尊重しているものの文明に関して他国に大きく後れを取ってなどいない。

 イルミネイト王国のような特殊な物資が無くとも下々の民家にもきちんと明かりは灯るし今や洗濯とてボタン一つで乾燥まで終わる。
 クローネ帝国ほど国土も人口も大きくはないが経済は安定しているし軍事力もそれなりにある。
 最近帝国が作ったという空飛ぶ鉄馬は作れないが空を往く移動手段はあるしそのための空港も最近新しくなった。
以下略 AAS



10:名無しNIPPER
2020/05/05(火) 19:00:24.60 ID:XnGtX3Tv0
「おっと、そろそろ街も近いからこの辺でええ?」

 紗枝が気が付くと、既に見慣れた街並みだった。
 葉に気を取られていたが気付かぬ内に随分と早く帰ってこられた。まだ空に一番星は見えていない。
 
以下略 AAS



11:名無しNIPPER
2020/05/05(火) 19:03:30.30 ID:XnGtX3Tv0
◆ 



 雨季に差し掛かろうかという頃。すっかり山の木々は生い茂り夜には蛙の鳴き声も目立つようになってきた。
以下略 AAS



12:名無しNIPPER
2020/05/05(火) 19:05:15.45 ID:XnGtX3Tv0

 紗枝はシューコにあの日以来会っていない。
 帰りが遅くなったせいでしばらく監視の目が厳しくなったり稽古が長引いたり天気が悪かったり
 理由は様々あれどさすがに日を空けすぎたかもしれない。そろそろ一月近く経ってしまう。

以下略 AAS



13:名無しNIPPER
2020/05/05(火) 19:08:49.67 ID:XnGtX3Tv0





以下略 AAS



14:名無しNIPPER
2020/05/05(火) 19:11:58.19 ID:XnGtX3Tv0

「で、この……文字、どういう意味なんだっけ?」

「えっとね、まずこっちが……」

以下略 AAS



15:名無しNIPPER
2020/05/05(火) 19:12:53.56 ID:XnGtX3Tv0
 

「随分気に入っとるんやね〜誰につけてもろたん?」

「お母はん!」
以下略 AAS



58Res/98.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice