86:名無しNIPPER[sage]
2020/04/29(水) 21:56:00.36 ID:SPkljqcV0
『Hotel Moonside』
www.youtube.com
87:名無しNIPPER[sage]
2020/04/29(水) 21:58:20.48 ID:SPkljqcV0
また明日更新します
88:名無しNIPPER[saga]
2020/04/30(木) 19:45:05.11 ID:QqIdgo5i0
【W】アグノスティク
千万の人々が暮らす首都とは言え、
89:名無しNIPPER[saga]
2020/04/30(木) 20:10:35.84 ID:QqIdgo5i0
隣を譲られるまま、加蓮はベンチに腰を下ろしました。
「めっちゃ歩いたよ」
90:名無しNIPPER[saga]
2020/04/30(木) 20:24:55.06 ID:QqIdgo5i0
胸の内で幾つもの、幾つもの言葉が激しく渦を巻き、
なかなか喉から出て来てくれません。
ただ何度も握られる拳に、プロデューサーは笑いました。
91:名無しNIPPER[saga]
2020/04/30(木) 20:29:26.32 ID:QqIdgo5i0
薄荷 -ハッカ- (北条加蓮)
92:名無しNIPPER[saga]
2020/04/30(木) 20:31:15.75 ID:QqIdgo5i0
「……薄荷」
「ああ。加蓮の曲だ」
93:名無しNIPPER[saga]
2020/04/30(木) 20:37:35.10 ID:QqIdgo5i0
「イヤじゃ、ないよ」
「……そう、だよな。軽率過ぎた。すまない、加蓮」
94:名無しNIPPER[saga]
2020/04/30(木) 20:56:42.12 ID:QqIdgo5i0
『薄荷 -ハッカ-』
www.youtube.com
95:名無しNIPPER[saga]
2020/04/30(木) 21:00:54.34 ID:QqIdgo5i0
満ち足りた五分三十秒が再びのピアノソロで締め括られました。
イヤホンを外すと冷たい風が頬を撫で、そういえば今は冬だったっけと遅れて思い出しました。
「プロデューサー」
96:名無しNIPPER[saga]
2020/04/30(木) 21:06:04.98 ID:QqIdgo5i0
雛鳥でも暖めてあげるかのように、
小さな音楽プレーヤーを両手でそっと包み込んで。
一旦緩めた箍は締め直す事も叶わず、
柔らかな笑みはいっそ、春の雪解けのように。
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