もしもし、そこの加蓮さん。
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93:名無しNIPPER[saga]
2020/04/30(木) 20:37:35.10 ID:QqIdgo5i0

 「イヤじゃ、ないよ」

 「……そう、だよな。軽率過ぎた。すまない、加蓮」

 「……アタシこそ、ごめん。よく、分かんないけど……叫んじゃって」

何度か深呼吸を繰り返す内に、
耳元へ纏わり付いていたノイズは剥がれ落ちていきました。

世界の音がくっきりと聞こえるようになると、加蓮は視線だけで彼に問い掛けます。
彼が頷いて、加蓮も頷き返して、再生ボタンをタップしました。


小さく流れ始めたピアノソロ。
加蓮が少し驚いてから目を閉じ、仮歌に耳を澄ませる様子を、
彼は隣で見守っていました。


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