31:名無しNIPPER[saga]
2020/04/27(月) 00:23:14.39 ID:Hmn4qVbR0
「アイドルを探しているんです……あ、弊社だとシンデレラって呼んだりもするんですが」
御伽噺じゃ、あるまいし。
32:名無しNIPPER[saga]
2020/04/27(月) 00:33:08.43 ID:Hmn4qVbR0
「……なんで知ってんの」
「速水さんから聞いたんです」
33:名無しNIPPER[saga]
2020/04/27(月) 00:38:31.33 ID:Hmn4qVbR0
百万の人々が行き交う街、渋谷。
その中で女の子一人を見つけ出すというのはほとんど確率論の話になってしまいます。
たった一ヶ月やそこらで何とかなる類の話ではありません。
34:名無しNIPPER[saga]
2020/04/27(月) 00:45:29.29 ID:Hmn4qVbR0
「もちろん」
「でもアタシ、特訓とか練習とか、下積みとか努力とか気合とか根性とか、
なんかそーゆーキャラじゃないんだよね。体力無いし。それでもいい?」
35:名無しNIPPER[saga]
2020/04/27(月) 00:50:42.19 ID:Hmn4qVbR0
イヤなんかじゃありません。イヤな筈などありません。
時には消灯後に被った布団の中で画面越しに眺める事さえあった、アイドル。
なってみないかと問われた所で、首を横に振れる訳がありませんでした。
36:名無しNIPPER[saga]
2020/04/27(月) 00:55:07.48 ID:Hmn4qVbR0
無料の営業スマイルを浮かべていた彼が、にやりと笑みを浮かべ直しました。
「よろしく。俺は……ま、その名刺の通りだよ」
37:名無しNIPPER[saga]
2020/04/27(月) 00:59:09.35 ID:Hmn4qVbR0
気にした様子も無く一かご目を空にした彼を見て、
加蓮は自身の分をそっと彼のトレイに載せました。
「食べないのか?」
38:名無しNIPPER[sage]
2020/04/27(月) 07:14:20.19 ID:PatGvfWco
久しぶりか
39:名無しNIPPER[sage]
2020/04/28(火) 21:22:22.66 ID:kH44I3Ym0
うん って書こうとしたら割と最近投下してたのに気づいた
藤原肇もデートはしたい
ex14.vip2ch.com
40:名無しNIPPER[saga]
2020/04/28(火) 21:23:17.19 ID:kH44I3Ym0
【V】イグニッション
「しんだ」
41:名無しNIPPER[saga]
2020/04/28(火) 21:59:41.67 ID:kH44I3Ym0
アイドル、即ち偶像とは、究極的には『個』。
過日行われた総選挙に代表されるように、この事務所はアイドル同士の激しい競争を是としています。
しかし、ソロレッスンばかり繰り返していては事務所全体としての水準が上がる筈もありません。
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