【オリジナル】自殺したら僕だけを誉めない有名絵師の彼氏になった件
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24: ◆wqJOdKDc/.
2020/04/25(土) 09:11:37.01 ID:U1qw9Qt5O
「あの人の解釈が絶対的になって、それ以外の解釈を持っている人達の肩身が狭くなって……段々と引退する人が増えていったってのに?」
「お気に入りとそれ以外とで、神とゴミレベルで扱いを変えるような奴へ感謝も敬意も必要ない。ましてや、推しカプ以外の悪口を平気で吐き出す輩などっ!」

そう、残念ながらTERIAさんは聖人君子ではない。
直接名前を挙げないながらも、遠回しに里歌ちゃんや梨穂ちゃんを含む他カプそのものや、他カプ押しを貶すような言動だってしてきたのだ。
以下略 AAS



25: ◆wqJOdKDc/.
2020/04/25(土) 09:13:58.65 ID:U1qw9Qt5O


「はぁ、はぁ……嫌な、夢っ」

冷房機器をフル稼働させて、院内は適温に保たれているはずなのに。
以下略 AAS



26: ◆wqJOdKDc/.
2020/04/25(土) 09:16:19.11 ID:U1qw9Qt5O


白いごはんにアジの開きと納豆、わかめとお豆腐の味噌汁にたくあん。
ごくごくオーソドックスな日本風の朝ごはんなのに、なぜだかとても美味しかった。
それほどまでに、僕は長きに渡り味わう楽しみを忘れていたのだ。
以下略 AAS



27: ◆wqJOdKDc/.
2020/04/25(土) 09:18:02.26 ID:U1qw9Qt5O
「うっ……TERIAさん、もとい永瀬悠さんか」

そう、今誰よりも会いたくない相手からだった。

でも『件名:今日、会えない?』のメールが届いたからには。
以下略 AAS



28: ◆wqJOdKDc/.
2020/04/25(土) 09:19:56.58 ID:U1qw9Qt5O
秋葉原のUDX前に着いたのは五時五十五分、約束の時間の五分前だった。

「あっ、来た来た」
「TERIAさん……いや、悠さんか」

以下略 AAS



29: ◆wqJOdKDc/.
2020/04/25(土) 09:21:53.12 ID:U1qw9Qt5O
「ねえ凛、この間はごめん」
「なんで謝る?」

TERIAさんと凛さんが何か喧嘩したのはわかっている。
わかっていないのは、その原因だ。
以下略 AAS



30: ◆wqJOdKDc/.
2020/04/25(土) 09:25:03.97 ID:U1qw9Qt5O
それから僕はTERIAさんと二人で、ブラブラ秋葉原を散策した。
アニメグッズのリサイクルショップを覗いてみたら、里歌ちゃんや梨穂ちゃんのぬいぐるみが山のように積まれていて。
コンテンツが終わコン化しつつある現実を、否応なしに感じずにはいられなかった。

「……安いな」
以下略 AAS



31: ◆wqJOdKDc/.
2020/04/25(土) 09:27:48.84 ID:U1qw9Qt5O
当てもなくしばらく歩き回った後で、僕達はベンチへ腰掛け小休止することにした。
時刻はもうすぐ七時、夜の帳が空を覆い始めていた。

「ほい、オレンジティー」
「ありがと」
以下略 AAS



32: ◆wqJOdKDc/.
2020/04/25(土) 09:30:45.96 ID:U1qw9Qt5O
なんで彼女は被害者ぶっているんだ?
全部「事実」だろうに……この期に及んで知らぬ顔を決め込むのかよ。
だから、僕は冷たく言い放った。

「そうか。だがな、お前がどう思おうと、ソイツはそう感じたんだろうな。んでもって、メディアもそう分析した訳だ」と。
以下略 AAS



33: ◆wqJOdKDc/.
2020/04/25(土) 09:33:48.16 ID:U1qw9Qt5O
「あきにも同じこと言われた。それでひっぱたかれた……二回も」
「だ、だろうな」

マジですか、ありがとうございます……普段温厚な人ほど、怒らせると怖いってことなんだろうな。

以下略 AAS



34: ◆wqJOdKDc/.
2020/04/25(土) 09:35:57.99 ID:U1qw9Qt5O
本当に僕を陰ながら応援していたのなら。
僕を自殺させたことへ、少しでも罪の意識があるのなら。
口先だけでなく、行動で示してほしい。
それこそが、僕の願いなのだから。

以下略 AAS



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