【オリジナル】自殺したら僕だけを誉めない有名絵師の彼氏になった件
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29: ◆wqJOdKDc/.
2020/04/25(土) 09:21:53.12 ID:U1qw9Qt5O
「ねえ凛、この間はごめん」
「なんで謝る?」

TERIAさんと凛さんが何か喧嘩したのはわかっている。
わかっていないのは、その原因だ。

「まだ怒ってるの?『手伝いなんか要らないっ!』って怒鳴ったこと」
「ああ、そのことか。んで、俺は何て言ったんだっけ?」

とぼけたフリをして、喧嘩の原因を尋ねてみた。

「やっぱ怒ってるんじゃん。『オンリーが近いからって最近無理し過ぎだぞ。ちょっとは休め』って心配してくれたのに……凛は何も悪くなかったのに……」
「だろ。可愛い顔が台無しだ」

うわぁ、僕の中で凛さん株が急上昇したんですけど。めっちゃ優しい人じゃないですか!
いいなぁ……僕も彼みたいになれてたら、高校の時とかすっごくモテたんだろうなぁ。
などと羨望を抱きつつ、キザな感じを意識して恋人を誉めてみせた。

「もう俺は怒ってねーよ。だけど、マジで無理はするなよ」

まあ「僕」は貴女への怒りで腸が煮えくり返りそうですけどね。

「うん、ありがと。凛の方こそ、もうヤケ酒なんてしないでね」
「悪かった。約束する」

ひとまず、この二人のわだかまりは解消できたと言っていいか。


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