斧乃木余接「実はいま、僕はパンツを穿いてない」
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/21(火) 00:51:52.13 ID:igAIR0zkO
「ふむ。案外、悪くない肉座布団じゃな」
「肉座布団って響きが、実に僕好みだよ」
肉座布団。それが今の僕だった。
これ程の屈辱を未だかつて感じたことはなく。
8:名無しNIPPER[sage sapa]
2020/01/21(火) 00:53:31.64 ID:igAIR0zkO
「ならば、自らの過ちを認めるのじゃな?」
忍に論破されてあっさり追い詰められた僕は、最後の手段である黙秘権を行使して沈黙した。
「だいたい、何故こんな童女に手を出した」
9:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/21(火) 00:55:08.50 ID:igAIR0zkO
「ご、誤解しないでくれ、斧乃木ちゃん」
「言い訳は聞きたくない」
言い訳をするなと斧乃木ちゃんは言った。
ならば、ここは思いを伝えよう。
10:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/21(火) 00:56:45.14 ID:igAIR0zkO
「僕のどんなところが魅力的なんだい?」
「ノーパンなところ」
「おい」
いけない、いけない。気を抜くとすぐこれだ。
11:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/21(火) 00:58:37.02 ID:igAIR0zkO
「なあ、斧乃木ちゃん」
「なんだい、鬼のお兄ちゃん」
「どうして今日に限ってノーパンなんだ?」
あまり真面目に話しているとボロが出る。
12:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/21(火) 01:00:36.48 ID:igAIR0zkO
「僕もひとつ聞いていい?」
「なんだい、斧乃木ちゃん」
「どうしてお姉ちゃんと臥煙さんの胸のサイズが気になったの? あの2人が好きなの?」
「なんじゃそれは。お前様、聞いておらんぞ」
13:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/21(火) 01:02:22.08 ID:igAIR0zkO
「ま、完全体の儂に敵う胸などおらんがな」
たしかに、一理ある。
完全体のキスショットは規格外だった。
唯一対抗可能なのはブラを外した羽川くらい。
14:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/21(火) 01:03:57.73 ID:igAIR0zkO
「そもそもの話じゃ、お前様よ」
ペシペシ後頭部を叩きながら忍に説教された。
「儂とて常時ノーパンなんじゃが?」
15:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/21(火) 01:08:26.81 ID:igAIR0zkO
undefined
16:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/21(火) 01:09:59.14 ID:igAIR0zkO
「鬼のお兄ちゃんはこれから時代に則した言動を心がけた方がいいよ。友達として忠告する」
時代に則した言動。NGワードを避ける。
それは果たして本音と言えるだろうか。
周りの目を気にして自分を誤魔化して。
17:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/21(火) 01:11:57.20 ID:igAIR0zkO
「なんじゃ、お前様よ。怖気づいたのか?」
「覗くなら早く覗きなよ。寒い」
怖気づいただと。馬鹿を言え。
たしかに僕は小刻みに震えていた。
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