斧乃木余接「実はいま、僕はパンツを穿いてない」
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9:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/21(火) 00:55:08.50 ID:igAIR0zkO
「ご、誤解しないでくれ、斧乃木ちゃん」
「言い訳は聞きたくない」
言い訳をするなと斧乃木ちゃんは言った。
ならば、ここは思いを伝えよう。
数々の修羅場を潜り抜けた、僕の話術を駆使して、この死体人形のハートを震わせてみせる。
「僕はただ、君の身体が目当てだったんだ」
「最低」
はい。駄目でした。
少しばかり正直すぎたらしい。
しかし、ここからだ。ここから這い上がる。
阿良々木暦の真骨頂をとくと見よ。まくるぜ。
「君の身体は死体だけど、とても魅力的だ」
「話を聞こう」
よしよし。手応えあり。このまま押し通す。
「日頃から死体なんて見慣れていない僕ですら、君の身体に興味を抱いてしまったんだぜ」
「ふむふむ」
「それはすなわち、君が魅力的だってことだ」
「なるほど」
斧乃木ちゃんは無表情なので一見頑固そうに見えるが、実はかなりチョロいと僕は知った。
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