斧乃木余接「実はいま、僕はパンツを穿いてない」
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16:名無しNIPPER[sage saga]
2020/01/21(火) 01:09:59.14 ID:igAIR0zkO
「鬼のお兄ちゃんはこれから時代に則した言動を心がけた方がいいよ。友達として忠告する」
時代に則した言動。NGワードを避ける。
それは果たして本音と言えるだろうか。
周りの目を気にして自分を誤魔化して。
そんな言葉が誰かの胸に響くだろうか。
「それでも僕は、仰向けになりたい」
たとえ時代の波に逆らってでも。
ゴロンと寝返りを打って桃源郷を拝みたい。
そんな紳士とは言えない僕の真摯な望みに童女と幼女はそれぞれ呆れたように溜息を吐いて。
「やれやれ。しかし、それでこそじゃな」
「まったく鬼のお兄ちゃんには負けたよ」
すっと、背中が軽くなった。
2人が僕の前に揃って立ち並ぶ。
斧乃木ちゃんのカラフルなタイツと、忍の小さな指の爪が、うつ伏せの僕の視界に入る。
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