魔法少女アレイスたん☆マギカ
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91:松坂英治[sage]
2020/02/15(土) 15:08:25.13 ID:lmdyFlVC0
取り敢えずテストが終わるまではここでストップさせていただきます


92:名無しNIPPER[sage]
2020/02/15(土) 15:32:41.62 ID:KZDVjehIO
乙。


93:松坂英治[saga]
2020/02/16(日) 13:47:57.92 ID:GuuOmPrB0
 「「?!」」
 突如として現れた銀の少女。面識はある。しかし素性も正体も分からない謎の少女の登場により、驚きと困惑と疑問で頭の中を支配される魔法少女二人。巴マミの近くにいる鹿目まどかと美樹さやかも同様に固まってしまっている。
 一方の銀の少女、アレイスター=クロウリーは暁美ほむらが投げようとしていたグリーフシードをひょいっと掴み取った。
 「成る程、この球体はグリーフシードというのかね。“悲劇の種”ねえ。そして役割は君達魔法少女とやらの魔法を使うことによって生まれた穢れを吸い取ることか。色々分かったことがあって助かった。やはり尾行して正解だったな」
 沈黙を先に破ったのはこの状況を作り出した本人、アレイスターだった。それに続くように暁美ほむらがアレイスターへと誰もが疑問に感じていることを代弁するかのように口を開いた。
以下略 AAS



94:松坂英治[saga]
2020/02/16(日) 13:58:22.04 ID:GuuOmPrB0
 巴マミはというと暁美ほむらと接点があること、キュゥべえのことを知っていたことに驚いたのか、それとも単純にアレイスターの存在に疑問を感じたのか、
 「あなた一体......?」
 いつかの夜にも投げ掛けた疑問をもう一度銀の少女へと投げ掛ける。
 「私はただの『人間』だよ」
 巴マミは銀の少女の鈴を転がすような可愛らしく甘い声だと思いつつもその裏には底知れぬ深淵を覗きこんでいる感覚に陥った。鹿目まどかも美樹さやかも銀の少女の気味の悪さからか声を出せずにいるようだった。
以下略 AAS



95:松坂英治[sage]
2020/02/16(日) 17:38:05.80 ID:GuuOmPrB0
 数奇な出会いから数日後。
 アレイスターはいつも通りネット喫茶に引きこもっていた。そしていつも通りカメラの映像記録を見直していた。昨日まではあのグリーフシードとやらの研究を行っていたのだが何分道具が足りず、大方目星はついたのだが完全に解析するには時間がかかると分かりやる気が失せてしまった。ほら、あるじゃないか。宿題とか家事とかあと少しで終わると分かると逆にやる気が失せてどうでもよくなってくるアレだよ、アレ。
 そんなこんなで今日もカメラの映像記録を見ていた気力零のアレイスたんは、あるものを見つける。
 (あれは......?この間の......)
 そうあの数奇な出会いの日に黄色いメルヘン少女といたピンク髪と青髪である。誰かの見舞いなのかどうやら病院へ訪れているらしい。
以下略 AAS



96:松坂英治[saga]
2020/02/16(日) 17:49:41.25 ID:GuuOmPrB0
 「グリーフシードだ!孵化しかかってる!」
 病院の柱に突き刺さったグリーフシードをまどかが見つけ、それが魔女の卵“グリーフシード”だということを伝えるキュゥべえ。焦燥感のある声からグリーフシードかり魔女が孵化する直前であることがうかがえる。
 「嘘!何でこんな所に......!!」
 まどかの不安と焦燥感のある声が伝わる。
 「まずいよ......早く逃げないと!!もうすぐ結界が出来上がる!!」
以下略 AAS



97:松坂英治[saga]
2020/02/16(日) 18:48:34.68 ID:GuuOmPrB0
 既に日が傾き、辺りをオレンジ色に染めた頃、巴マミと鹿目まどかが魔女の結界のもとへとたどり着いた。
 「......ここね」
 魔女の結界へとソウルジェムの指輪を嵌めている左手をかざした。すると魔女の結界の入り口が異世界への扉のように虚空から出てきた。
 「キュゥべえ、状況は?」
 「まだ大丈夫。すぐに孵化する様子はないよ」
以下略 AAS



98:松坂英治[saga]
2020/02/16(日) 18:49:17.40 ID:GuuOmPrB0
 「言った筈よね?二度と会いたくないって」
 挑発とも取れる言葉に対してほむらは、
 「今回の獲物はわたしが狩る。あなた達は手を引いて」
 「そうもいかないわ。美樹さんとキュゥべえを迎えに行かないと」
 「その二人の安全は保証するわ」
以下略 AAS



99:松坂英治[saga]
2020/02/19(水) 00:28:59.76 ID:S6X6A1SI0
 巴マミと鹿目まどかは使い魔達を物陰に隠れる等してやり過ごしていた。キュゥべえの忠告通りあまり大きな魔力を使わず、卵を刺激しないよう進んでいった。先へと進み扉を開け、毒々しい薬のビン?のようなものの中を進んでいく道中、まどかが話を切り出した。
 「あの......マミさん?」
 「なあに?」
 マミはまどかの手を引きながらもしっかりと応える。
 「願い事......わたしなりに色々考えてみたんですけど......」
以下略 AAS



100:松坂英治[saga]
2020/02/19(水) 00:42:10.22 ID:S6X6A1SI0
 まどかの夢を聞いたマミ。彼女の夢を聞いてマミはどんな思いを抱いているのか。
 「憧れる程のものじゃないわよ。わたし、無理してカッコつけてるだけで、怖くても辛くても誰にも相談出来ないし、一人ぼっちで泣いてばかり......良いものじゃないわよ、魔法少女なんて」
 「マミさんはもう一人ぼっちなんかじゃないです」
 「っ、そうね、そうなんだよね......」
 マミはまどかの方へ振り返り手を握る。マミの手は力強く、しかしまるで小さな迷子の子供のような弱々しさもあった。振り返ったマミの目尻には涙も浮かべてあった。
以下略 AAS



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