95:松坂英治[sage]
2020/02/16(日) 17:38:05.80 ID:GuuOmPrB0
数奇な出会いから数日後。
アレイスターはいつも通りネット喫茶に引きこもっていた。そしていつも通りカメラの映像記録を見直していた。昨日まではあのグリーフシードとやらの研究を行っていたのだが何分道具が足りず、大方目星はついたのだが完全に解析するには時間がかかると分かりやる気が失せてしまった。ほら、あるじゃないか。宿題とか家事とかあと少しで終わると分かると逆にやる気が失せてどうでもよくなってくるアレだよ、アレ。
そんなこんなで今日もカメラの映像記録を見ていた気力零のアレイスたんは、あるものを見つける。
(あれは......?この間の......)
そうあの数奇な出会いの日に黄色いメルヘン少女といたピンク髪と青髪である。誰かの見舞いなのかどうやら病院へ訪れているらしい。
ここでアレイスターは一ついいことを思い付いた。
(彼女達の行動も見ておけばあの黄色いメルヘン少女も含め彼女達の行動パターンが分かるかも知れんな)
そんな訳で早速彼女達を追跡することになった。ピンクと青は数分か話した後で病院から出てきて、
(ん?)
何やら亀裂の入った病院の柱に向かって騒いでいた。
......何か胸騒ぎがする。彼女達はあの黄色いメルヘン少女と一緒に魔女の結界へ入っていっている為魔女については知っているだろう。そしてこの間の黄色いメルヘン少女とキュゥべえとやらの話によればグリーフシードは魔女を産むという話だ。もし仮にグリーフシードが一般の目からは視認出来ないとしたら......。
「まさか......!!」
アレイスターは彼女達のいる病院へと向かっていった。
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