魔法少女アレイスたん☆マギカ
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100:松坂英治[saga]
2020/02/19(水) 00:42:10.22 ID:S6X6A1SI0
 まどかの夢を聞いたマミ。彼女の夢を聞いてマミはどんな思いを抱いているのか。
 「憧れる程のものじゃないわよ。わたし、無理してカッコつけてるだけで、怖くても辛くても誰にも相談出来ないし、一人ぼっちで泣いてばかり......良いものじゃないわよ、魔法少女なんて」
 「マミさんはもう一人ぼっちなんかじゃないです」
 「っ、そうね、そうなんだよね......」
 マミはまどかの方へ振り返り手を握る。マミの手は力強く、しかしまるで小さな迷子の子供のような弱々しさもあった。振り返ったマミの目尻には涙も浮かべてあった。
 「本当に、これからわたしと一緒に闘ってくれるの?傍にいてくれるの?」
 「はい。わたしなんかでよかったら」
 この返事を聞いた瞬間マミは猛烈な感情の波が押し寄せてきた。一緒に闘ってくれるという嬉しさ、もう一人ぼっちじゃないという安心感、もう孤独ではなくなったという解放感。様々な感情が押し寄せてきたのだった。
 「参ったなあ......まだまだちゃんと先輩ぶってなきゃいけないのになあ......やっぱりわたしダメな子だ」
 「マミさん......」
 目尻にある涙を拭き取りながらもにっこりと笑い返すマミ。まどかはやっぱりこの人は憧れの人だと思った。今まで歯を食いしばってきて辛い思いを耐えてきたこの人を支えられるのなら、力になれるのなら自分はそれでいいと、まどかは思った。


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