98:松坂英治[saga]
2020/02/16(日) 18:49:17.40 ID:GuuOmPrB0
「言った筈よね?二度と会いたくないって」
挑発とも取れる言葉に対してほむらは、
「今回の獲物はわたしが狩る。あなた達は手を引いて」
「そうもいかないわ。美樹さんとキュゥべえを迎えに行かないと」
「その二人の安全は保証するわ」
「信用すると思って?」
かざした左手の中指の指輪か光ると同時に暁美ほむらの足下から細長いものが飛び出し、ほむらの体を雁字搦めに縛りあげていく。細長いものの正体はリボンだった。しかし通常のリボンと違い、多量の魔力が込められている特別製であることがわかった。
「ば、馬鹿......こんなことやってる場合じゃ......!!」
「勿論怪我させるつもりはないけど、あんまり暴れたら保証しかねるわ」
「今度の魔女はこれまでの奴らとは訳か違う」
「大人しくしていれば帰りにちゃんと解放してあげる。行きましょう、鹿目さん」
「は、はい」
「まっ......!!」
巴マミと鹿目まどかに制止の声を掛けようとするが、リボンが彼女の体を強く縛り上げる。
巴マミはほむらを気にすることなく、鹿目まどかは気まずそうに、そして心配そうにして暁美ほむらの方を見ながら去っていった。
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