42: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 18:39:43.61 ID:86FQdztyO
『忘れろ、捨てろ』
……なんだ、これ。
43: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 18:40:10.86 ID:86FQdztyO
「今日の朝ご飯はね、甜花ちゃんが作ったんだよ!」
「にへへ……甜花、頑張った……」
44: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 18:40:36.61 ID:86FQdztyO
「……甜花、疲れちゃった……」
45: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 18:41:23.60 ID:86FQdztyO
幸せだった。
46: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 18:41:54.48 ID:86FQdztyO
「…… 『忘れろ、捨てろ』、か……」
部屋に一人で戻り、俺はゴミ箱から破れたメモを拾い上げた。
47: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 18:42:26.60 ID:86FQdztyO
『……ふーん、なるほどね。それであんたは家から出られなくなっちゃった、と』
「……あぁ。相変わらず理解が早くて助かるよ」
48: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 18:42:53.10 ID:86FQdztyO
「……やり直せるからって……無かった事になるからって! 目の前で大切なアイドルが殺されて耐えられる訳がないだろ!」
『そうならない様に動けば良いじゃない! 何度も試したあんたなら出来るでしょう?!』
49: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 18:43:28.07 ID:86FQdztyO
何をしたところで、俺は、もう……
50: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 18:44:00.84 ID:86FQdztyO
『私達と幸せな日常を送る事、ですよね? 兄さん』
51: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 18:44:35.76 ID:86FQdztyO
「……もう、やめてくれ……分かったから……もう、諦めたから……」
『うふふ、やめませんっ』
60Res/110.14 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20