37: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 18:36:44.80 ID:86FQdztyO
『……分かってくれましたか?』
……違う。
38: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 18:37:14.81 ID:86FQdztyO
「っ!」
39: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 18:37:52.67 ID:86FQdztyO
「俺が………俺が、千雪を……」
「…………お兄、ちゃん…………?」
40: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 18:38:19.49 ID:86FQdztyO
……もう、いいか。
41: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 18:39:17.22 ID:86FQdztyO
ぴぴぴぴっ、ぴぴぴぴっ
目覚ましのアラームと同時、俺は目を開けた。
42: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 18:39:43.61 ID:86FQdztyO
『忘れろ、捨てろ』
……なんだ、これ。
43: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 18:40:10.86 ID:86FQdztyO
「今日の朝ご飯はね、甜花ちゃんが作ったんだよ!」
「にへへ……甜花、頑張った……」
44: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 18:40:36.61 ID:86FQdztyO
「……甜花、疲れちゃった……」
45: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 18:41:23.60 ID:86FQdztyO
幸せだった。
46: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 18:41:54.48 ID:86FQdztyO
「…… 『忘れろ、捨てろ』、か……」
部屋に一人で戻り、俺はゴミ箱から破れたメモを拾い上げた。
47: ◆x8ozAX/AOWSO[saga]
2019/12/04(水) 18:42:26.60 ID:86FQdztyO
『……ふーん、なるほどね。それであんたは家から出られなくなっちゃった、と』
「……あぁ。相変わらず理解が早くて助かるよ」
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