200: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/03/08(日) 23:06:57.27 ID:d80kTEDO0
>>198-199
色々誤字申し訳ないです……。
201:名無しNIPPER[sage]
2020/03/09(月) 10:42:53.16 ID:MabMH+5Co
舞ってる次回
202: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/03/15(日) 12:40:31.96 ID:lzhGd5a70
十七人目の演習相手――もとい、「挑戦者」であるポーラが倒れた。彼女は数秒だけ水上に仰臥していたけれど、すぐに反動をつけて立ち上がる。
「いやぁ、本当に強いですねぇ」
203: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/03/15(日) 12:41:11.60 ID:lzhGd5a70
そう言った意味で、なるほど確かにこの夕立という少女は、佐世保の鎮守府、深海棲艦相手の最前線基地を任せられるに足る存在なのかもしれなかった。
「強かったですか?」と不知火が尋ねる。同じ駆逐艦という艦種同士、思うところはあるのかもしれない。
受けてポーラは「肺活量が凄いですぅ」と答えた。端的に、それだけ。
204: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/03/15(日) 12:41:40.95 ID:lzhGd5a70
はぁ、と加賀はため息をついた。諦念を多分に含んだものだった。
「だから子供はきらいなんです。後先を考えない……」
205: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/03/15(日) 12:42:10.83 ID:lzhGd5a70
僅かに動きの遅れた瞬間を加賀は無論見逃さない。矢筒から、次弾を手に取る。塗り分けられた矢筈はそれぞれ艦載機の種別をあらわしている。赤、青、緑、そして赤と緑の斑。
射出。そして顕現。立体的な集中砲火を夕立は奇跡的な身のこなしで最小限の被害に喰い留めるも、それはあくまで奇跡、神業の類であって、そう長くは続かない。
顔面への直撃。
206: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/03/15(日) 12:42:36.31 ID:lzhGd5a70
ぶすぶすと焼け焦げる音がこちらまで聞こえてきそうだった。夕立の身体から力が抜け、ぐらり、そのまま後ろへと体勢を崩す。
「――」
207: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/03/15(日) 12:43:55.33 ID:lzhGd5a70
「はいはーい! 本当に時間ですよー!」
だから、佐世保の次席である吹雪が手を叩いてみなの時間を進めたとき、私は率直にほっとしたのだった。助けられたような思いがしたのだった。
吹雪はけれど慣れっこなのだろう。よく見れば佐世保の艦娘たちは、困った顔こそしているけれど、驚愕に目を見開いてはいない。吹雪が夕立の脚を引っ張って移動させているうちに、呉、パラオ、そして私たちと、先頭について案内を買って出る。
208: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/03/15(日) 12:44:48.01 ID:lzhGd5a70
「凄かったわね」
パラオの霧島だった。眼鏡の奥の瞳は興奮に濡れている。
209: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/03/15(日) 12:45:18.20 ID:lzhGd5a70
在り方、か。
それは妙に、私にとってもクリティカルな言葉だった。
「誰にだって在り方の一つや二つ、あるものだと思うわ」
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