14:名無しNIPPER[saga]
2019/07/26(金) 17:33:17.27 ID:XLNzjGnq0
「プロデューサー!!」
15:名無しNIPPER[saga]
2019/07/26(金) 17:34:28.02 ID:XLNzjGnq0
爆発しそうな心臓を無意識に抑える。恐怖のせいか、上手く呼吸ができていない。
震えの混じった声で、あさひが口を開いた。
16:名無しNIPPER[saga]
2019/07/26(金) 17:35:51.40 ID:XLNzjGnq0
◇
「それで、どうすんのプロデューサー?」
17:名無しNIPPER[saga]
2019/07/26(金) 17:36:33.23 ID:XLNzjGnq0
「いや、実は前にもこういうのに遭遇したことがあってな……」
「……今回のも、あんたが原因なんじゃないの?」
18:名無しNIPPER[saga]
2019/07/26(金) 17:37:23.02 ID:XLNzjGnq0
愛依の言葉に心臓を掴まれたような感覚に陥る。努めて冷静に返事をせねば。
「な、な、なぁんでわかったのかな?」
19:名無しNIPPER[saga]
2019/07/26(金) 17:39:13.94 ID:XLNzjGnq0
永遠にも思えたコール音だった。だから、ぷつっという音とともに聞こえてくる声が、まるで天使の声のように聞こえたのも、致し方ないことだといえよう。
『もしもし……プロデューサーさん?』
20:名無しNIPPER[saga]
2019/07/26(金) 17:39:58.02 ID:XLNzjGnq0
「じゃし?」
『はい。邪悪な視線、と書いて邪視と読みます。プロデューサーさん、サングラスはありますか?』
21:名無しNIPPER[saga]
2019/07/26(金) 17:40:26.73 ID:XLNzjGnq0
「う……」
「大丈夫っすか?」
22:名無しNIPPER[saga]
2019/07/26(金) 17:41:47.37 ID:XLNzjGnq0
『それなんですけど、その……』
と、そこまで言って、霧子が初めて言い淀む。
23:名無しNIPPER[saga]
2019/07/26(金) 17:44:29.59 ID:XLNzjGnq0
◇
「ぜっっっっっっっったいに嫌よ!! 死んだ方がましだわ!」
24:名無しNIPPER[saga]
2019/07/26(金) 17:45:41.23 ID:XLNzjGnq0
「――はい。はい。そういうことでして、本当に申し訳ございません。はい、ええ、ええ」
不浄な物大作戦は幕を開けていた。とりあえず、ロッジにある使えそうなものはすべてかき集めた。アイドル三人には買ってきていた飲み物を全て飲み干してもらっている。
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