22:名無しNIPPER[saga]
2019/07/26(金) 17:41:47.37 ID:XLNzjGnq0
『それなんですけど、その……』
と、そこまで言って、霧子が初めて言い淀む。
「……なんだ、言ってくれ」
『あの…………』
「……霧子ちゃん、お願いっす」
『その…………ッコを』
「へ?」
『お、オシッコを用意してください!』
全員、凍り付いた。もう助からないとか、そういう言葉を恐れていたからこその拍子抜けというのもあるけど、なにより、オシッコ……小便?
赤面して、冷や汗を流している霧子がありありと想像できる。余程恥ずかしかったのか、霧子は早口でまくし立てた。
『あの、あの……! 邪視さんは、不浄な物を嫌うんです! ふ、ふ、糞尿だったり、おちんちんさんだったり……! だから、倒すことはできないと思うんですけど、それで邪視さんを追い払う事が出来たら、邪視さんは追ってくることはないと思います!』
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