ドラゴン「貴様は肉を食わないのだな」魔物使い「ベジタリアンなものでして」
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9:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/16(火) 21:58:52.62 ID:otgDpFYUO
「待たせたな」
「あ、おかえりなさい。ドラゴンさ……」

しばらくして、ドラゴンは洞窟に戻ってきた。
大きな顎門に咥えた魔物の死骸を携えて。
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/16(火) 22:02:13.69 ID:otgDpFYUO
「魔物の肉を食え。貴様の飼っていた魔物と同じように。生きる為に、食え! 食うのだ!!」
「やだ、やだよ……できない。できないよぉ!」

現実を突きつけても尚、人間は拒んだ。
酷く醜く、そして美しいとドラゴンは思う。
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/16(火) 22:05:05.30 ID:otgDpFYUO
「焼けたぞ」
「焼けましたね」
「美味そうだろう?」
「全然、美味しそうじゃありません」

以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/16(火) 22:07:23.49 ID:otgDpFYUO
「こんなに満腹なのは久しぶりです」
「そうか」
「ドラゴンさんも満腹ですか?」
「腹八分目だ」
「大食いなんですね」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/16(火) 22:09:22.00 ID:otgDpFYUO
「おい、貴様……何をするつもりだ?」
「ちょっとお花を摘みに」
「この洞窟に花など咲いてはおらん」
「ならば! ドカンと! 咲かせてみましょう!」
「咲かせなくていい」
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/16(火) 22:12:07.97 ID:otgDpFYUO
「というわけで、ご主人様」
「何を言うつもりなのか、わかっているぞ」
「排泄の処理を……」
「するわけなかろう!」
「ひぇっ」
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/16(火) 22:14:34.89 ID:otgDpFYUO
「おやおや〜? もうドラゴンさんったら……」
「よ、寄るな、人間!」
「腹八分目の癖にもう出しちゃうんですか?」
「う、うるさい! 今のは何かの間違いだ!」
「いいえ、必然ですよ。生きている限りその宿命からは逃れることは出来ません。本能です」
以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/16(火) 22:16:35.76 ID:otgDpFYUO
「寝床を汚して、ごめんなさい」
「よい。実に愉快であった」

しばらく互いに悦に浸った後、正気を取り戻した人間はドラゴンに深々と頭を下げ謝罪した。
それに対して鷹揚に応え、赦しを与えると。
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage]
2019/07/17(水) 00:31:41.97 ID:HU48+kZh0
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