ドラゴン「貴様は肉を食わないのだな」魔物使い「ベジタリアンなものでして」
↓
1-
覧
板
20
13
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2019/07/16(火) 22:09:22.00 ID:otgDpFYUO
「おい、貴様……何をするつもりだ?」
「ちょっとお花を摘みに」
「この洞窟に花など咲いてはおらん」
「ならば! ドカンと! 咲かせてみましょう!」
「咲かせなくていい」
ドラゴンはもちろん止めた。
それはもう、必死で止めた。
しかし、この人間は止まらない。
何故ならば、頭がおかしいからである。
「あれは、魔物さんと暮らし始めた時のこと」
「突然どうした?」
頭のおかしい人間は、唐突に語り始めた。
「まだ幼い魔物さんは自分で排泄出来ません」
「もういい。やめろ。聞きたくない」
「なのでマッサージをして排便を促しました」
「帰れ」
「もちろん魔物さんは便の処理も出来ません」
「……帰ってくれ、頼むから」
「お尻を拭い、便を処理しながら思いました」
「よし、わかった。言ってみろ」
「排泄に携わる。これが本当の愛であると!」
「やはり貴様は狂っている!!」
愛には無数の形があるが、これは度し難い。
狂った人間の支離滅裂な結論に憤りつつも、ドラゴンは遥か昔の過去に思いを巡らせていた。
あれは、ドラゴンがまだ卵だった頃。
巣から落ちて、人間に拾われた。
卵から孵った後、人間は親代わりとなった。
その際たしかに、排泄の世話もして貰った。
その時たしかに、ドラゴンは愛を感じていた。
いや、だからなんだという話ではあるのだが。
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
17Res/26.00 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
書[5]
板[3]
1-[1]
l20
ドラゴン「貴様は肉を食わないのだな」魔物使い「ベジタリアンなものでして」-SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1563280481/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice