ドラゴン「貴様は肉を食わないのだな」魔物使い「ベジタリアンなものでして」
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3:名無しNIPPER[sage sagd]
2019/07/16(火) 21:41:45.94 ID:otgDpFYUO
「ドラゴンさん」
「なんだ?」
「すっぽんぽんになりました!」
「わざわざ言わなくていい」

以下略 AAS



4:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/16(火) 21:43:29.66 ID:otgDpFYUO
「貴様は森で暮らしているのか?」
「あ、はい。独りで森に住んでます」
「何故、独りで森に住んでおるのだ?」
「いやー、実は人間の国から追放されまして」

以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/16(火) 21:47:14.99 ID:otgDpFYUO
「貴様は、狂っている」
「やっぱりそう思います?」
「ああ。だがしかし、それも貴様の自由だ」

ドラゴンは人間を愛さない。
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/16(火) 21:51:02.61 ID:otgDpFYUO
「道理だな。たしかに食欲は唆られん」
「はっきり言わないでくださいよぅ」

しかしドラゴンは疑問に思う。では何故、と。

以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/16(火) 21:54:10.15 ID:otgDpFYUO
「というわけで」
「どういうわけだ?」
「今日からあなたはご主人様ですので」
「ご、ご主人様……?」
「なんなりと、お命じください!」
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/16(火) 21:56:00.83 ID:otgDpFYUO
「もう目を開けてもいいですよ」

再び、洞窟内に衣擦れの音がこだまして。
ようやく全裸の人間は衣服を着直したらしい。
とはいえ、ドラゴンの鼻はその嘘を見破った。
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/16(火) 21:58:52.62 ID:otgDpFYUO
「待たせたな」
「あ、おかえりなさい。ドラゴンさ……」

しばらくして、ドラゴンは洞窟に戻ってきた。
大きな顎門に咥えた魔物の死骸を携えて。
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/16(火) 22:02:13.69 ID:otgDpFYUO
「魔物の肉を食え。貴様の飼っていた魔物と同じように。生きる為に、食え! 食うのだ!!」
「やだ、やだよ……できない。できないよぉ!」

現実を突きつけても尚、人間は拒んだ。
酷く醜く、そして美しいとドラゴンは思う。
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/16(火) 22:05:05.30 ID:otgDpFYUO
「焼けたぞ」
「焼けましたね」
「美味そうだろう?」
「全然、美味しそうじゃありません」

以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/16(火) 22:07:23.49 ID:otgDpFYUO
「こんなに満腹なのは久しぶりです」
「そうか」
「ドラゴンさんも満腹ですか?」
「腹八分目だ」
「大食いなんですね」
以下略 AAS



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