154: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/19(水) 19:35:46.38 ID:3PIsBOKz0
なんでだろう。
真美、おかしいな。
155: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/19(水) 19:36:19.53 ID:3PIsBOKz0
それからしばらく、気分は晴れなかった。
それどころか、毎日のようにどこかで真美の曲を聴くたびに、どんどん嫌な気持ちが積もってく。
156: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/19(水) 19:36:47.68 ID:3PIsBOKz0
真美の話を聞いたいおりんにも、よく分かんないみたい。
「律子はどう思う?」
157: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/19(水) 19:37:57.76 ID:3PIsBOKz0
「あなたは何も悪くないわ。私があなたでも、きっと同じ気持ちになるもの」
「そーなの?」
158: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/19(水) 19:38:29.68 ID:3PIsBOKz0
あったかいココアを右手に持ったまま、ピヨちゃんは真美の話を聞いてた。
最初はいつものちょっと緩い感じだったピヨちゃんの表情が、少しずつ硬くなってくみたいに見えて。
159: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/19(水) 19:39:03.96 ID:3PIsBOKz0
事務所が静まり返ったちょうどその時、玄関の方から声が聞こえた。
「戻りました」
160: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/19(水) 19:39:44.80 ID:3PIsBOKz0
何も分からないまま、真美は泣きそうだった。
「えっ」
161: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/19(水) 19:40:24.11 ID:3PIsBOKz0
ばしんっ!
162: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/19(水) 19:41:03.97 ID:3PIsBOKz0
「女の子の大切な大切な、秘密の宝物を、何勝手にぶちまけてるんですか!」
「っ!」
163: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/19(水) 19:41:56.71 ID:3PIsBOKz0
「大切な思い出を気付かない内に曝け出さされて! どれだけ辛い思いしたと思ってるんですかぁっ!!」
「っ……」
164: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/20(木) 02:06:27.28 ID:l0zubfjX0
……。
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