真美「ベランダ一歩、お隣さん」
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162: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/19(水) 19:41:03.97 ID:3PIsBOKz0

「女の子の大切な大切な、秘密の宝物を、何勝手にぶちまけてるんですか!」

「っ!」


ピヨちゃんの言葉に、兄ちゃんがハッとしたような表情をする。

次の瞬間、ピヨちゃんの二発目が兄ちゃんを襲おうとした。

でも、兄ちゃんに手のひらが当たる直前で、ピヨちゃんはなんとか手を止めた。

全身を震わせながら、声も震わせながら。


「真美ちゃんにとって、あなたとの思い出がどれだけ大切なモノなのか、分かってますか……!?」

「あ……俺……」


ピヨちゃんはうつむいて息を切らせながら、涙声になってる。

兄ちゃんは、なにも答えられなかった。

それを見ている真美からも、止まりかけてた涙が出てきた。



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