5: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2019/06/01(土) 03:58:56.86 ID:PRZBj2Ss0
凛「不器用で、一途な人だからね。大好きな私への想いを殺したまま傍でプロデュースしてたら、あまりにぎこちなくて妙な噂がたっちゃうでしょ。自覚する機会なら何度もあっただろうけど、その度に必死になって自分の気持ちをごまかして――かわいそうなプロデューサー」
加蓮「え、あ……うん」
武内P(……ホハッ、ヤハウェ)
6: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2019/06/01(土) 03:59:28.13 ID:PRZBj2Ss0
※ ※ ※
武内P「いったい、なぜ……渋谷さんはあのような思い違いを」
7: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2019/06/01(土) 04:00:06.13 ID:PRZBj2Ss0
武内P(ま、まあ確かに。先日も物憂げな表情で、遠くを眺めているのを見かけましたが……年不相応な色香が漂っていました)
藍子「から元気と、エッチな雰囲気が混ざりあってて、気にはなったんですけど尋ねにくくて……悪いことは起きていないようだから、数日ほど様子を見ちゃったんです」
未央「え、エッチって。清らかなあーちゃんの口から出していい言葉じゃないからね!」
8: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2019/06/01(土) 04:00:38.89 ID:PRZBj2Ss0
未央「そ、そー考えちゃうと、無理にテンション上げなきゃやってらんなくてアッハッハッハ!」
藍子「CPのプロデューサーさんに限って、そんなこと無いと思いますけど……そうですね、抱き着いたりそういったことはもう止めた方が……あれ?」
武内P(……いえ、むしろ)
9: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2019/06/01(土) 04:01:11.22 ID:PRZBj2Ss0
藍子「あ。もしかして最近から元気を出しているのと、大人な雰囲気を漂わせている理由は」
未央「いやね、うん。松といえば松だけど、やっぱり怖いじゃない? それにいつプロデューサーが限界を迎えるかわからないから、毎日怖くってから元気出してるの」
藍子「……で、エッチな雰囲気は」
10: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2019/06/01(土) 04:01:45.60 ID:PRZBj2Ss0
※ ※ ※
武内P(まさか本田さんが、あのような事を考えていたとは……)
11: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2019/06/01(土) 04:02:19.13 ID:PRZBj2Ss0
響子「CPのプロデューサーが卯月ちゃんを見る目。いつもは怖いのに、卯月ちゃんを見ている時だけはなんだかカワイイんですよ!」
卯月「え……? プロデューサーさんの目は普段からカワイイし……そ、それにカッコイイ時も」
響子「うわぁ。恋は盲目って、こういうことを言うんだ。怖カッコイイのはわからないでもないけど、カワイイはわからない」
12: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2019/06/01(土) 04:03:34.12 ID:PRZBj2Ss0
卯月「……本当、ですか?」
響子「かもしれない、だよ。だから卯月ちゃん。念のため確認して、そんな愚劣な振る舞いをしようという考えを夢にも思わないように、根絶しなきゃっ」
卯月「で、でも。プロデューサーさんのプライベートに口出しする権利なんて、私にはありません」
13: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2019/06/01(土) 04:04:29.76 ID:PRZBj2Ss0
※ ※ ※
武内P「なぜ、なぜこんなことに……?」
14: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2019/06/01(土) 04:05:07.72 ID:PRZBj2Ss0
由里子「ホモであることを打ち明ければ、アイドルたちの眼も覚めるじぇ! CPのプロデューサーがノンケだというふざけた幻想をぶち壊せる!」
武内P「」
由里子「最初のうちは驚かれるかもしれないけど、大丈夫。みりあちゃんぐらいの歳でも、ユリユリ・ワールドを理解できる娘は珍しくないから」
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