男「この俺に全ての幼女刀を保護しろと」
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528:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 00:56:31.98 ID:7Hi8D/RJ0
源氏の左腕に渾身の一撃が刻まれる……そして決着。

誰もが、斬られる間際源氏すらその結末を幻視した時だった。

紺之介「何ッ!?」
以下略 AAS



529:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 00:57:25.87 ID:7Hi8D/RJ0
不自然な動きの反動でよろけた源氏は一先ず紺之介と距離をとりまた彼と向き合って両手で柄を握り直す。
そうして体勢を立て直すといつものようにほくそ笑んだ。

源氏「はッ……! 今のは危なかったぜ。ひりつかせてくれるじゃねェか……だがすまねぇな。どうやら邪魔が入っちまったみてぇだ」

以下略 AAS



530:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 00:58:15.40 ID:7Hi8D/RJ0
先ほどの一撃で全てを断ち切るつもりでいた紺之介に冷や汗が走る。

紺之介(馬鹿な……児子炉はあの姿になっても尚まだ自分の意志で動いているというのか)

紺之介の戦慄を他所に源氏は続けざまに喋る。
以下略 AAS



531:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 00:59:14.31 ID:7Hi8D/RJ0
無論源氏の言っている意味が分からぬわけではないが彼にとって金時計とはいわば奥の手。
ここでその存在を明確にしてしまうというのはこちらの奇襲性を失いつつ児子炉の奇襲に備えなければならないということ。

つまりは劣勢必至である。

以下略 AAS



532:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:01:17.30 ID:7Hi8D/RJ0
源氏「なァ」

追求する源氏の声に対し力強く柄を握りて無理矢理仕切り直しに持ち込もうとする紺之介。
だがそのとき意外にも外野から横槍が投げ入れられた。

以下略 AAS



533:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:02:23.88 ID:7Hi8D/RJ0
だがその声は決して戦っている二人に対して向けられたものではなかった。

愛栗子「のぅ炉よ! 今の話、聞こえておるか! わらわの力が今そこにある! わらわが憎いか? ならば戦じゃ! 決めようではないか! ぬしとわらわ……どちらが将軍様に遺されるべき魂か!」

乱怒攻流「愛栗子……あんた何言って……」
以下略 AAS



534:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:03:07.39 ID:7Hi8D/RJ0
しかし彼らの思惑とは裏腹に源氏はさぞかし嬉しそうな様子で決戦再開の幕を開けた。

源氏「ハッハー! コイツもノッてきたみてぇだし殺し合い再開といこうぜェ!!!」

紺之介「来いっ……!」
以下略 AAS



535:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:04:10.24 ID:7Hi8D/RJ0

だがそれすらも最早容易なことではない。心臓を加速させる金時計の反動、ここまでの激闘、そして何より相変わらずの源氏の重撃。どれも紺之介の体力を着実に削る要因である。
しかしそのことを顔には出さず隙も見せず冷静に、ただ冷静に彼、その一瞬の刻を待つ。

源氏「オラオラオラァッ!」
以下略 AAS



536:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:05:20.02 ID:7Hi8D/RJ0
金時計が幸いし辛うじて受け身を取る紺之介。だが愛刀を杖に立ち上がるその表情にはさすがに陰りが見えていた。
後方で見守る二人にも緊張の汗がつたう。

紺之介「あ゛ぐ……ハッ、ハァ、はァ……」

以下略 AAS



537:名無しNIPPER[saga]
2020/02/24(月) 01:05:59.38 ID:7Hi8D/RJ0
最早そこに論理などない。

紺之介(こいつら……互いに好き勝手やってるな……)

隙は確かに存在していた。
以下略 AAS



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