21: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/03/26(火) 19:41:38.18 ID:Dac6MvdP0
――――――
第二夜 異世界に飛ばされた僕は探偵稼業で食っていく
〜アレシボメッセージ〜
22: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/03/26(火) 19:42:06.09 ID:Dac6MvdP0
みんなは誤解している。殺人事件なんてものはそうそう起きるものではないし、誘拐事件や爆破テロに至ってはもはや可能性はゼロであると言ってもいい。
……なんか最近、誘拐事件に近いものがあった気がするが気のせいに違いない。なあ、シュレ?
「にゃあ」
23: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/03/26(火) 19:42:32.82 ID:Dac6MvdP0
何故、そのような不遇に僕は溺れているのであろうか。
答えは明白だ、悪意ある何者かによって女性の流通が妨げられあまつさえ女性の独占すらも行われているのだ。
その何者かとは、女性を独り占めしてる輩、社会悪、クズ野郎、すなわち浮気男のことである。
24:今日はここまでです ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/03/26(火) 19:43:06.05 ID:Dac6MvdP0
というわけで、現在の僕は浮気調査の張り込みを開始して二日目にあたっている。
といっても、調査対象を尾行して車中泊してアンパン食べてというわけではない。
むしろ快適の一言である。
25: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/04/02(火) 22:32:11.37 ID:4cL6k3Eg0
時間はたっぷりある。せっかくだから、この世界の話をしようと思う。
26: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/04/02(火) 22:32:38.09 ID:4cL6k3Eg0
僕は、あの日もやはり二日酔いに苦しんでいた。
何か二日酔いに効くものは無いかと冷蔵庫をまさぐっていたら、突然、冷蔵庫に怒鳴られたのだ。
27: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/04/02(火) 22:33:05.36 ID:4cL6k3Eg0
「僕の研究は……簡単に言うと『愛』さ」
28:今日はここまでです ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/04/02(火) 22:33:32.29 ID:4cL6k3Eg0
「1974年にプエルトリコにあるアレシボ電波望遠鏡から宇宙に送信された電波によるメッセージのことさ」
「僕の研究の最終目標は、僕が作り出した『愛』によって宇宙人と交信をすることなんだ!」
29: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/04/07(日) 17:52:52.12 ID:NdD66LHM0
「シュレディンガー。君はこの世界についてどう思う」
30: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/04/07(日) 17:53:19.90 ID:NdD66LHM0
「ふむ……探偵の君に、聞かせるのも少しだけ恥ずかしいが。今の君の状況を、僕なりに推理してみよう」
31: ◆CItYBDS.l2[saga]
2019/04/07(日) 17:53:46.30 ID:NdD66LHM0
「僕を、寝る前に妄想に勤しむ中学二年生みたいだって言うのか!?なんて失礼な奴だ」
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