【ミリマス】「プロデュース適正検査シミュレーション?」
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15: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/23(火) 00:03:34.48 ID:MEY+96OV0

実際、近づくにつれて足が踏み抜く雪の厚みが減っていった。

自分よりも遥かに背の高い樹の根元に紬の体を横たえると、
俺は一仕事終えた安堵感から大きな大きなため息を吐いた。
以下略 AAS



16: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/23(火) 00:04:44.85 ID:MEY+96OV0

「だやい……なんね、こん山ん中は……」

「良かった! 気がついたんだな紬。目を覚まさないから心配したんだぞ――」

以下略 AAS



17: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/23(火) 00:06:48.14 ID:MEY+96OV0

「頼れん人」

その肩を抱きしめるようにして紬が呟く。表情は渋い。この場所は寒い。
それでも二人を取り巻く状況は好転したと思いたいさ。
以下略 AAS



18: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/23(火) 00:09:26.69 ID:MEY+96OV0
===

とはいえ、そうのん気に構えてもいられない。
俺はこうしている間にも体へ積もり始めていた雪を払い、改めて辺りに広がる景色を確認した。

以下略 AAS



19: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/23(火) 00:10:37.32 ID:MEY+96OV0

「あなたには帰り道が分かるのですか? ……そもそも私たちはどうしてこんな場所へ」

「本当にな。俺たちなんで山に来たんだっけ」

以下略 AAS



20: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/23(火) 00:12:41.49 ID:MEY+96OV0

「ロケ? それで冬の山に……」

「ああ、スキー体験みたいなことでもしてたのかも。
俺たちは仕事でここまでやって来て、原因は分からないけど同行者たちとははぐれちゃった。
以下略 AAS



21: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/23(火) 00:13:44.23 ID:MEY+96OV0

「プロデューサー。ところで荷物はどうしました?」

すると突然、紬から尋ねられた。「荷物だって?」俺が間抜けに訊き返すと、
彼女は探し物をするみたいに辺りをキョロキョロ見回して。
以下略 AAS



22: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/23(火) 00:14:54.17 ID:MEY+96OV0

俺は思わず口走りそうになった言葉を慌てて飲み込んだ。

――危ない危ない。ここでシミュレーターの世界だとか何だとか、
余計なことを言って真面目な彼女の機嫌を損ねるのはきっと悪手。
以下略 AAS



23: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/23(火) 00:16:28.68 ID:MEY+96OV0
===

「これでどうにか一息つけそうだ」

設営で冷え切った両手を擦り合わす。
以下略 AAS



24: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/23(火) 00:17:18.09 ID:MEY+96OV0

「意外です。プロデューサーがこんな特技をお持ちだったことに」

お湯が出来ると、俺はそれを使った淹れたてのココアを彼女に手渡した。

以下略 AAS



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