【ミリマス】「プロデュース適正検査シミュレーション?」
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33: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/30(火) 23:55:19.23 ID:prOac4A60

「……どういうことなのです? それは」と紬の眉間に深いシワ。

まぁ、怒りたくなる彼女の気持ちは分かるつもりだ。

以下略 AAS



34: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/30(火) 23:57:03.32 ID:prOac4A60

「いやいやいや、その通りだよ。……俺の説明が足りてなかった」

そう言ってツェルトの中を移動する。

以下略 AAS



35: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/30(火) 23:57:50.28 ID:prOac4A60

「とはいえ、登録されてる最寄りの登山ルートまでは、
順調にいっても半日はかかる距離がある。それで紬、ここも見てくれ」

「……その時計表示がどうかしたのですか?」
以下略 AAS



36: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/30(火) 23:58:25.40 ID:prOac4A60

「それじゃあ、俺はちょっと外を見て回ってくるよ」

「外に、出る……ど、ドコへ行こうと言うのですかっ!?」

以下略 AAS



37: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/30(火) 23:59:40.77 ID:prOac4A60
===

すっかり陽も落ちてしまった。

案の定、明かりの無い山は"真っ暗"なんて表現が生ぬるい程にどこまでもどこまでも闇が深く。
以下略 AAS



38: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/31(水) 00:00:33.01 ID:Q33A0XWw0

「嫌でも離れられない状況だというのがあなたには分からないのですか」

不機嫌を隠すこともしないつっけんどん。
彼女は膝を抱えたまま、その肩を俺に預けるようにして座っていた。
以下略 AAS



39: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/31(水) 00:01:30.79 ID:Q33A0XWw0

「プロデューサー」

「ん、んん?」

以下略 AAS



40: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/31(水) 00:02:15.05 ID:Q33A0XWw0

「……それは根拠のない自信を持てるようになったからかもしれないな。以前はもっと、石橋を叩いて渡るようだったから」

紬が何かを言いかけた。だが、俺が顔を向けると開きかけていた唇は頑なに結ばれた。

以下略 AAS



41: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/31(水) 00:03:01.01 ID:Q33A0XWw0

「ですが……だからこそあなたは、私たちのプロデューサーなのかもしれませんね」

どういうことさ、と訊き返させてはくれなかった。

以下略 AAS



42: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/31(水) 00:04:09.57 ID:Q33A0XWw0

言いながら少し照れ臭くなって、俺は誤魔化すように頭を掻いた。
紬の口から小さな溜息。そうして、彼女は心を落ち着かせるように二つの瞼を閉じたなら。

「プロデューサーは、バカなのですか? その程度のことで早々に満足されてしまっては困ります」
以下略 AAS



43: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/31(水) 00:04:38.43 ID:Q33A0XWw0

「なん、でも……」

そんな中で、少しばかり呆気に取られたような顔の紬がもごもご口ごもった。
そうして、彼女はハッとしたように頬を赤らめ目線を地面に落としたなら。
以下略 AAS



44: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/31(水) 00:05:39.08 ID:Q33A0XWw0
===

――厳しく長い夜が明けた。空はすこぶる快晴の限りだった。
だからこそだ、俺は頭の上のお天道様に胸を張って告白しようと思う。

以下略 AAS



45: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/31(水) 00:06:36.92 ID:Q33A0XWw0
===

「はーい、お疲れさまでした」と、耳馴染みのある女性の声が聞こえたななんて思ったら、
次の瞬間にはいつもの事務所の中で座っていた。

以下略 AAS



46: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/31(水) 00:07:35.86 ID:Q33A0XWw0

言って、律子はパソコンと繋がった二つ目のデバイスを取り外した。
俺は彼女に言われるがまま立ち上がった。

劇場の事務室から廊下、廊下からはすぐに中庭へと、
以下略 AAS



47: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/31(水) 00:08:22.92 ID:Q33A0XWw0

「隣、座っても構わないかな」

「中庭のベンチは劇場の物です。一々私に許可を求められても困ります」

以下略 AAS



48: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/31(水) 00:09:29.04 ID:Q33A0XWw0

「ところでプロデューサー、約束は」

「え?」

以下略 AAS



49: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/31(水) 00:10:20.96 ID:Q33A0XWw0

「付き添いをしてくれるのですよね」

改めて確認という風に、紬が今度は笑顔で首を傾げる。

以下略 AAS



50: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/31(水) 00:18:11.40 ID:Q33A0XWw0
===
以上おしまい。書いてる途中で地獄のイベントが開催されたものの、概ね当初の予定通りの閉幕です。
本当は温泉に二人で入るとか、書きたかったけど上手に入れられませんでした。無念。

それとですね、作中の雪山対策や登山具等は説明を大幅に省略しているものですので
以下略 AAS



51: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/31(水) 00:20:20.14 ID:Q33A0XWw0
訂正、タイトル等

〇適性検査
×適正検査

以下略 AAS



52: ◆NdBxVzEDf6[sage]
2018/10/31(水) 00:59:51.96 ID:PuORdz0Q0
流石律子博士、良いものを作るな
乙です

>>1
秋月律子(19)Vi/Fa
以下略 AAS



53:名無しNIPPER[sage]
2018/11/01(木) 07:45:10.31 ID:dAkDporWo
楽しかった、乙


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