【ミリマス】「プロデュース適正検査シミュレーション?」
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42: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/31(水) 00:04:09.57 ID:Q33A0XWw0

言いながら少し照れ臭くなって、俺は誤魔化すように頭を掻いた。
紬の口から小さな溜息。そうして、彼女は心を落ち着かせるように二つの瞼を閉じたなら。

「プロデューサーは、バカなのですか? その程度のことで早々に満足されてしまっては困ります」

強い口調でハッキリと言い切った。少女の目に、確かな決意。

「これからもアイドルとしての高みを目指すために……。
頼りがいのあるあなたの姿勢を、もっと私に見せてください」

口元はたおやかに微笑んでいた。
期待を込めて見つめられて、すぐには何も返せなかった。

ただ、その思いを裏切りたくない一心で

「ああ、何でも頼ってくれ!」

……彼女の決意に負けない程に力強く、俺は応えることができたろうか?
僅かばかりに停滞する時間、ごうごうと風の音だけが聞こえる静寂が過ぎる。


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