【ミリマス】「プロデュース適正検査シミュレーション?」
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◆Xz5sQ/W/66
[saga]
2018/10/31(水) 00:00:33.01 ID:Q33A0XWw0
「嫌でも離れられない状況だというのがあなたには分からないのですか」
不機嫌を隠すこともしないつっけんどん。
彼女は膝を抱えたまま、その肩を俺に預けるようにして座っていた。
密着する二人の体には毛布代わりのバスタオル。
正直防寒具としてはあまりに心許ないのだけど、これでも何も無いよりマシなのである。
そうして、そんな状況の中で紬が半目を閉じる。
「プロデューサー。夜が明けるまでは後どのぐらいの――」
「……聞かない方が良いと思うよ」
「でも」
「もしかして君、眠たいのかい?」
「……眠れるような居心地ではありません」
それは寒さのせいだよな、紬。
なんて訊くまでもない質問はすぐにも飲み込んだ。
眠気と戦ってるんだろう彼女の頭が微かに揺らぐ。
俺も欠伸を一つかみ殺すと彼女の温もりにうつらうつら。
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