【ミリマス】「プロデュース適正検査シミュレーション?」
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20: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/23(火) 00:12:41.49 ID:MEY+96OV0

「ロケ? それで冬の山に……」

「ああ、スキー体験みたいなことでもしてたのかも。
俺たちは仕事でここまでやって来て、原因は分からないけど同行者たちとははぐれちゃった。

そして、こんな状況のプロデューサーに課せられるのは、
君を無事に安全な場所まで連れて行くこと。そういう設定ってワケだ」

「……はぁ、どうやらそのようで」

そうして、彼女は呆れたように嘆息した。
口調には若干の苛立ちも混じっていた。

でも、これは大切な確認事項なのだ。

なぜなら目の前の雪景色と、それから会話してる紬はシミュレーションが用意した
"作りモノ"で、その事実を知っているのはプレイヤーである俺一人だけ。


――そうとも、これはゲームなんだ。

だったらプレイを終わらせる為のクリア条件が用意されてると考えること自体はおかしくない。

事前の律子の口ぶりにだってあったように、今こうして着ている用意の良い防寒具にしても、
この世界が突発的なアクシデントに対する対応力を計るような代物であるのも間違いない。

まぁ、それで俺の彼女に対する接し方が変わるなんてことはないのだけれど。

現についさっきだって、目覚めない紬に気が気じゃなく焦っていたワケなのだし。
今も二人で安全に下山する為の方法をアレコレ考えてる。……ホント、ここはリアルに良く出来た世界だよ。


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