【ミリマス】「プロデュース適正検査シミュレーション?」
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21: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2018/10/23(火) 00:13:44.23 ID:MEY+96OV0

「プロデューサー。ところで荷物はどうしました?」

すると突然、紬から尋ねられた。「荷物だって?」俺が間抜けに訊き返すと、
彼女は探し物をするみたいに辺りをキョロキョロ見回して。

「少々変わったところのあるあなたならともかく、私がこんな山の中に手ぶらで来るとは思えません。お仕事だったらなおさらです。
……見る限りスキー板のような物もありませんし、そうすると私たちは、ここまでの道のりを歩いて登って来たハズです」

どうですか? そう思いませんか? 同意を求めるように胸を張った。

……なるほど、彼女の言うことはもっともだ。

スキーの途中で迷ってしまったなら、その装備は手元に残ったままだろうし。
それが近くに見つからないとなると別のことを目的としていた可能性は高い。

「それにもし、紬の推察が正しいなら第二の仮説も立てられるな」

「第二の仮説?」彼女が怪訝そうに首を傾げる。

「ああ。君の言う通り俺たちはトレッキングが目的で登って来たか、そもそも軽装でもいいぐらいにココが人里近い場所か」

「どうしてそう言い切れるのです?」

「そりゃあ、パズルやなぞなぞにはちゃんと解き方のセオリーってモノがあるし」

「は?」

「いやいやっ、今のは何でもない!」


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